ここにきてカメラ用の防湿庫を購入しました。
ここ最近はカメラ系の機材が増えても片付ける場所がなくて、外箱にシリカゲルを入れて都度片付けたりしていたのですが、さすがに面倒なので、取り出すことも少なくなり結果撮影自体が億劫になるというダメなスパイラルに落ちつつありました。
保管に関しては、簡易的なドライボックスや、ドライユニットを使ったり、マウント部に乾燥剤を付けるタイプなども使ったりしていました。ですが、先述の通りの負のスパイラルに落ちつつあったので、少し高額な防湿庫を購入してみることにしました。
41Lの容量ではピンとこない収納力です。
防湿庫のラインナップを見てみると、そのほとんどが黒のモデルしかなくて(カメラのラインナップ7割が黒の筐体なので仕方が無いのかもしれませんが)、どうしても白の筐体が欲しかったので今回は東洋リビングのオートドライ ED-41WAを選択しました。光触媒を使って空気清浄効果もある24Lモデルもあるのですが、手持ちの機材の量と照らし合わせて、この41Lのモデルにしました。なんだか物々しい段ボール箱で届きました。久々の大物です(笑)。
筐体は金属製でかなり重量がありますね。とは言っても大人一人で持ち運べる重さです。
底面の足2つはネジ式で高さが調節できるので、接地面に合わせて高さを細かく調整できます。安定した設置が必要なものなので、こういった調整は出来る方が良いですね。
前面にはアナログで大きな湿度計があります。「針」で測る方が何となく安心するのは昭和の世代だからでしょうか。
背面はフラットではなく、湿気を放出するためのユニット部分が約3cm程せり出しています。ここから内部の溜め込んだ湿気を排出するので、壁にピッタリと設置するのは避けた方が良いですね。私は10cm程壁から離して置きました。
ドライユニット用の電源と、カメラの充電などにも使えるコンセントのケーブル2本が出ています。
冷蔵庫のドアと同じようにパッキンで密閉できるようになっています。4人の一般家族の冷蔵庫ほど頻繁に開閉する回数は多くないと思いますが、劣化は年数を重ねると設置場所などにもよると思いますが出てきそうですね。
庫内もしっかり塗装されていて、安っぽさは無いです。
背面にも飛び出しているドライユニットは庫内でも飛び出しています。横にあるのはユニットの湿度設定用ダイヤルです。
整理用の専用トレイが一段付属しています。トレイ自体はプラスティック製で引き出せるようになっています。ガイドの高さを変更すれば、引き出しの高さも変更できます。
トレイ用のガイド部分を取り付けるためのフレームは庫内一番上まであるのですが、ドライユニット部分が邪魔になって、一番上には取り付けることが出来ません。ここに取り付けても何も入れられないのはわかっているんですが、平たいケーブル系やフィルター系を入れられたら良かったのですが(笑)。
トレイは1つしか付属していませんが、トレイの中敷き用のスポンジは2種類付属しています。レンズの鏡筒3本分を固定できるように形作られたものと、フラットなタイプの2種類です。
カメラとレンズ数本所有のユーザー向きです。
実際に手持ちのレンズを入れてみることにしました。レンズを立てて収納することも考えたのですが、地震の際に庫内で倒れたりするのも嫌だったので、寝かせて収納することにしました。まずはSIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMです。私の持っている少ないレンズの中で一番長いものになります。
私のカメラはNikon D5300でAPS-C機なので、レンズにもAPS-C用のフードが取り付けられていますが、まずはこのまま横に入れてみました。飛び出しているように見えますが、きちんとドアは閉まります。
手持ちのレンズをパズルのように組み合わせながら入れていくとこんな感じです。さすがにこれは使いづらいと思いますのでやめました(笑)。
一緒に追加トレイも購入していたので、2段にして手持ちのレンズと付属品類を片付けてみました。
一番よく使うカメラ本体とレンズは一番上段に入れておきました。かなり窮屈に入っていますが(笑)。入っているのは、Nikon D5000ボディ(シリコンカバー装着済)、Nikon D5300ボディ(シリコンカバー装着済)、SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gと、SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMのAPS-C用フードです。
二段目には、スピードライトやフィルターなど、普段撮る時はあまり使わないものです。
一番下はさっきの大型レンズ、SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMや、普段あまり使わない古いレンズなどです。
乾燥機能は、庫内のダイヤルが初期状態でONになっていたのでドライユニットの電源コードを挿すだけで初回の乾燥が開始されます。最初の湿度は57%くらいでしょうか。
電源をONにしてから約2時間後、庫内の湿度が下がり始めました。この時点では45%くらいですが、2日程経った時点で35%~40%で落ち着いています。乾燥剤を入れ替える必要が無いのはやはり便利ですね。
防湿という目に見えない恩恵は数年後にカメラが使えるか、でわかります。
実際に防湿庫の恩恵を感じることは少ないと思います。以前に簡易的なケースを購入した時もそうでしたが、湿度の高さで判断できるのは季節の違い程度でカメラに最適か危険かどうかまでは肌で感じられる人は少ないと思います。ただこうやって数値で表してくれると機材を管理できているという満足感のようなものは得られます(笑)。
最近は空気清浄器に加湿機能もプラスされている家電も多いですし、家の中の湿度は60%前後の高めになっていることも多いですから庫内で約1/2の30%を保ってくれているのは非常にありがたいですね。カビが生えてからの対応はメーカー修理でも完全に直らない可能性もありますので。
また、41Lという容量は庫内全ての空間スペースを測ったものなので、実際に41L分の何かを格納するということは物理的に不可能で、必ず「デッドスペース」が出来てしまいます。
他にも容量が少ないモデルがたくさん発売されていますが、自分が防湿庫に入れておきたい機材をまずは確認して、サイズを比べて少し大きめの防湿庫を購入した方が良いと感じました。私は今回ギリギリでした(笑)。
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購入金額
20,793円
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購入日
2017年04月13日
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購入場所
http://amzn.to/2v4Ur8j
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