日光山東照宮陽明門に向かって左側にある薬師堂の中で聞かせていただくことができる鳴龍
お坊さんが場所を変えつつ拍子木を打ち鳴らしてくださります。
特定の場所で打ち鳴らすと、それまでのカツンがキィ〜ン・キィ〜ン・キィ〜ンと響きます。
定常波(フラッターエコー)
この鳴龍現象は、定常波(フラッターエコー)と呼ばれるものが原因です。
定常波とは(ウィキより)
定常波(ていじょうは、standing waveまたはstationary wave)とは、波長・周期(振動数または周波数)・振幅・速さ(速度の絶対値)が同じで進行方向が互いに逆向きの2つの波が重なり合うことによってできる、波形が進行せずその場に止まって振動しているようにみえる波動のことである。
定在波(ていざいは)ともいう。
野球のバットやテニスのラケットでも、スイートスポットと呼ばれる部分で球を捉えないと
上手く弾き返すことが出来ません。
鳴龍の部屋では、上手く定常波が生まれるスイートスポットで拍子木を打ち鳴らすことによって
天井に描かれた龍が鳴いているように聞かせる技術だと思います。
マイクやオシロスコープを持たない先人が工夫した末の広間でございました。
オーディオファイルのすべてが忌み嫌うフラッターエコー。
店内スピーカーの下に他の絵馬と共に飾り 良い音のために願掛けいたしました。
絵馬は諸願成就のために
普段は神社にお預けせずに持ち帰っております。
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購入金額
0円
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購入日
2017年05月21日
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購入場所
日光山 薬師堂
タコシーさん
2017/05/25
今はお寺の方が実演?されるんですか? 多分天井の龍の絵の下で手でパーンとやりましたね
随分昔ですね...w
フェレンギさん
2017/05/25
次に口元の真下あたりでパチ〜ィンンンンンn という実演でした。
京都は二条城の鴬張りの廊下にしても、皆が同時に歩くと、鴬張りの効果なのか、靴下が鳴っているのか判別がつきません。
良い実演だったと思います。