東京オリンピックを控えて飲食店の全面禁煙の是非が問われています。
私自身は非喫煙者なのですが、ウチのお店は喫煙可能を維持しています。
周囲の飲食店は、徐々に禁煙になっていますし、
お向かいの大病院は当然のことながら敷地内全面禁煙。
行き場を失った愛煙家が当店に集結しているかのように、お昼時はお客様の喫煙率が8割を越えることがあります。
これまでは店内にタバコ臭が残らないように
天井と壁に、匂いが残りにくい塗料を採用したり、匂いを素早く分解消臭する酸化チタンと紫外線を組合せた空気清浄機でなんとかなりました。
でもファンを利用した即効性の高い空気清浄機がどうしても必要だと考えて
シャープのプラズマイオンクラスター付きの製品の中から、
まず手始めに最も安価なFU-F30−Wという製品を買ってみました。
最初に結論を書きますが
結果的に 数日後に発注した姉妹機(上位機)であるFU-F51−Wの方が
CP比が高いことを確認しました。
圧倒的にF51をオススメします。
左がF51 右がF30 フィルター面にある格子孔が開いた裏蓋は共用ですが、上部にある吹き出し口の構造が異なります。
その構造の差による使用上の違いは特に感じることはありません。 いまのところ。
商品紹介文はF51と重複します。
一万円以下で買える製品として及第点以上
松下電工製のイオン式空気清浄機を置いていた場所にトレードインするために選びました。
この製品は下部にある吸入口の中に高圧放電部を設けて、筐体内部に備わるグリッドに貼り付けたアルミホイルにタバコのヤニや浮遊物を吸着させる仕組みです。
メンテナンスコストがゼロに近い事と、一定の消臭力が得られることがメリットですが、フィルターの類を持たないので、タバコ臭に対する即効性がありませんでした。
退役してもらいます。
高さがありますが、奥行きはほぼ同じなので、仕事に差し支えはありません。
ただ筐体の裏側全面から吸気し、上方に排気する仕組みなので裏返し設置することにしました。
作動中は赤いLEDが点灯するため、喫煙者の方々に気を使わせてしまう可能性もあります。
お客様側から見ると このような感じです。
取説に従って、消臭ホコリ取りフィルターを取り付けるのですが、その前にアーマオール処理を行います。 静電気が溜まる構造だと思われるので、最初にこの処理を行っておけば、後々のお掃除が楽になると考えています。
想像以上に効果を感じました
自動モードにしている状態では、弱モードで吸引されています。
前面にもセンサーが備わりますが、吸気に汚れや匂いを感知すると、その量に応じて自動的にファンの強さが変化します。
きれいモニターは、2色のLEDで構成されており、汚れを感知していない時は緑 次に黄緑
強運転時には赤い色に変化します。
LEDは必要に応じて消灯させることが可能です。(取説の説明が少し解りにくかったけどね)
予め強運転を設定せずとも、店内のお客様の喫煙、玄関扉の開閉に伴う花粉や粉塵の流入を敏感に感知して、自動的に状況に合わせた運転が始まります。
やはりファンで強制的に煙草の煙を吸い込んでくれるマシンがあるのと無いのとでは、大きな、とても大きな差を感じます。
想像以上に快適でした。
フィルターと、それを固定する樹脂製格子孔蓋の間に、純正のホコリ取りフィルターが用意されていますが、私は汎用のプレフィルターをサイズに合わせてカットして使っております。
プラズマイオンクラスター?
シャープのプラズマイオンクラスター技術には懐疑的な目を向けております。
でも、この製品を使っていると、ほんとうに快適なんです。
吹き出し口に鼻を近づけると、やはりタバコ臭は残っています。
プラズマイオンクラスターの放電が確実にタバコ臭を消しているとは感じることはできません。
でも、快適なんです。
前述の独自技術が効いているのか? 内部に仕込まれているフィルターの効果なのか?
判りません。
でも快適なんです。
上位機種のF-51と比較すると
上の白いフィルターは上位機種のF-51のものです。
あちらは、10年の寿命が保証されている(使用条件に依ると明記されていますが)と、脱臭フィルターの2枚構成になっておりました。
F-51に採用されている脱臭フィルターは、水洗いが可能ですし、集塵フィルターの寿命が長いので
F-30のフィルターの寿命が来た時に、F-51用のフィルターセットを使うことができないかを
シャープのお客様相談室に問い合わせましたが、「出来ない」ということです。
でも、実際はきちんと嵌ります。
寿命が来た時に考えたいと思います。(自己責任で)
本体の様子は、一見ほとんど同じなのですが、成形部品は微妙に異なります。
主要諸元を見ると、モーターを含んだ心臓部のつくりも異なるようで、消費電力も作動音も違います。
電源を投入した時に感じる振動も違い
F30は「ガツン」という感触がありますが、F-51はスムースに回転が始まります。
価格以上に差があることを実感してます。
これはF-30に納まるフィルター 裏表があります。
汚れたら掃除機で優しく埃を取ることが推奨されます。
現在のところ、カウンターの上にF-30を設置し、奥にF-51を設置しています。
月が代わってから、もう一台F-51を追加発注して、それをカウンター上に新設し、このF-30は
写真奥に映っているテレビの左側下に移設する予定です。
なぜ追加購入予定はF-30 ではなくF-51にしているのか 理由をまとめて書き出します。
F-30のフィルターはシングルで寿命は2年
F-51のフィルターはダブルで寿命は10年
適応部屋の広さ、集塵能力、消費電力性能、全てに渡ってF-51が上回ります。
価格差は 私が購入した時点で約4000円。
メンテナンスコストを考えると、消臭能力が同じだとしても、圧倒的にF-51がお買い得です。
実使用上、F-30に長所があるとしたら、
イニシャルコストを低く抑えることができること。
一万円以下で買える製品として、安心感が非常に高いこと。
最大風量時の動作音はF-30の方が明らかに小さいこと。
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購入金額
9,862円
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購入日
2017年04月28日
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購入場所
Amazon
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