NorthFlatJapan唯一の録音可能なUSBオーディオインターフェース。
おそらくこのカテゴリは追加されることはないと思われる。
この機種の初期型のレビューをみると見当違いの意見が散見されており、
客層が違った上に開拓できなかったのであろう。
「USBマルチメディアオーディオコンバーター」という分かりにくい自称ジャンルも良くなかったのではなかろうか?
数千円台で光デジタル入力を備え、96KHz・24bit録音/再生可能なデバイスは本当に希少。
そのコストパフォーマンスの良さが認められないまま、後継なき冷遇機種となってしまった。
USB Audio Class 2.0対応の新型がでたら、すぐにでも買う予定ではある。
ただ、この機種にも難点はあり、
・ダイレクトモニタリング不可
・・モニタリングするには録音しながら再生する必要があり遅延不可避だが、カーネルストリーミングなどを利用すれば鍵盤演奏ができる程度の遅延に収まる。
・USB Audio Class 1.0デバイスであるが故に、帯域不足で24bitで同時に録音再生できない。
・・モニタリングする場合など、録音しながら再生する場合は片方を16bitにする必要がある。
といったところがオーディオインターフェースとしては厳しいところか。
物理スイッチで通常の音声出力とダイレクトモニタリングを切り替えできたら良かったろうか。
あと、私が所持する個体はライン出力が壊れており、そこはレビューできない。
光出力を試す環境もないので、そこもレビューできない。
また音質はカタログスペック部分以外興味ないのでそこもレビューできない。
音量調節時に盛大にガリがでるが、ぐりぐり回し続けるとガリは消える。
ボリュームを最大まで回してもホワイトノイズは聞こえない。
高インピーダンスヘッドホンの使用を想定しているのか、
価格が釣り合う数千円クラス以下のヘッドホンでは音量が過大になりがち。
OS側のボリュームを絞るか、アッテネーターを挟んだ方が使い勝手は良いだろう。
SA9023を採用したUSB Audio Class 1.0オーディオインターフェース
・ステレオライン(3.5mmジャック)入力x1
・ヘッドホン(3.5mmジャック)出力x1
・ステレオライン(RCA)出力x1
・光デジタル(Toslink)入力x1
・光デジタル(Toslink)出力x1
・USB 1.1対応
・・バスパワーで動作するが、気になるならACアダプタも使える。
・ドライバはOS標準のものが使われる。
・HifimeがSA9023用のASIOドライバを配布しているが、使えるかどうかは知らない。
https://hifimediy.com/windows-drivers-for-hifime-dacs/
・32/44.1/48/88.2/96KHz 16/24bit PCM録音・再生
・・24bitでの録音再生同時利用は不可。片方を16bitに設定しておく必要がある
・ライン入力と光入力は排他利用。これはSA9023の制約
定価7,530円
この値段で光デジタル入力ありの96KHz/24bitなのが素晴らしい。
2016年型(初期型)との違いは、光端子の違いとヘッドホンアンプ回路の音質強化。
2016年型は光デジタル入出力がコアキシャル端子となっている。
そっちのほうが都合良ければ初期型を狙うのもありだろう。
ただし、NorthFlatJapanいわく新型はヘッドホンアンプ回路を見直しているとのことである。
コアキシャル端子以外のカタログスペックに変更はない。
録音可能というところに意義を感じないのなら、手を出す必要はない。
NorthFlatJapanファン向けの総評。
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購入金額
4,980円
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購入日
2022年頃
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購入場所
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