自宅でのブツ撮り用には、以前購入したフォトラという撮影用ライティングセットを愛用中ですが、簡易的な撮影ブースを購入してみました。
フォトラは使いやすいですし、撮影のライティングを簡単に変えられるので重宝しています。あれを使い始めてからブログの写真の質が向上したかのような錯覚に陥りますね(笑)。ですが、ライトごとに電源が必要ですし、それなりのスペースを必要とします。
ちょうどAmazonのタイムセールでかなり安価になっていたのとポイントを使って撮影ブースを購入してみました。購入した時は、タイムセール中でしたので990円という安さでした(笑)。
いつもの段ボールを開梱すると、発送用の封筒自体が商品外箱の代わりをしているという省略っぷりが潔いですね(笑)。
UTEBITというあまり聞いたことのないメーカーです。Amazonを見てみると類似品が他のメーカーからも出ているようなので、このメーカー独自の製品ではないようですね。ただ、ロゴはUTEBITとキチンとプリントされています。
封筒から取り出してみると、折りたたまれた本体とmicroUSBケーブルのみです。
本体を開いてみると、中には取扱説明書らしき紙一枚と、背景用のシート2枚(白と黒)が入っていました。
三面ある正方形の両端には、マグネットが付いています。両端2か所ずつ、合計6か所にマグネットが付いています。
このマグネットを三枚分重ね合わせると、固定され、キューブ状になり、これが撮影ブースになります。
また、上面となる面の手前には、LED照明が貼り付けられています。
LED照明は基盤剥き出しという殺伐としたつくりですが、逆に必要最小限に止めたとも言えますね(笑)。ただ、扱いは怖いので丁寧にしておいた方が良いです。濡れた手などでは触らないようにします。
照明バーは箱で言うところの差し込み部分に貼り付けられているので、折り目を使ってある程度は角度の調整ができそうですが、材質がポリプロピレンなので固定ではできません。
背面となる面には切り込みが入れられていて、背景用のシートの穴を引っかけて固定するようになっています。
パッと開いて簡単に撮影できるのはやはり手軽で便利。
設営するとこんな感じです。接続しているのは、活用しているANKERのモバイルバッテリーです。撮影ブースの展開後のサイズは、幅約23cm・高さ約23cm・奥行約24cmです。ほぼ立方体ですね。
電源スイッチなどは存在しない為、モバイルバッテリーの様にUSBを挿すとすぐに給電開始になる電源の場合は即時点灯し、バッテリーがある間点灯し続けます。
Nikon D5300をオートモード(フラッシュ無し)にして、違いを撮影してみました。まずはLEDの点灯無しの状態です。ブースの中に置いているので、かなり影になってしまっていますが、大抵の場合、蛍光灯から出来る人の影や家具の影、十分な光量が得られないので、これに近い状態しか撮影できないことが多いと思います。カメラがオートモードだとISOで何とか見れる画像にはなりますが、その分カメラによってはノイズが増えてしまいます。
やはりかなり暗いので、ISOは1000まで感度を上げられていました。上半身を拡大してみてみるとかなりノイズが増えていることがわかります。
この撮影ブースにモバイルバッテリーからUSBを挿して、点灯させて撮影してみました。モデルは、HG 1/144 ガンダムバルバトルルプス(素組み)です。
今度はISOが320で設定されていました。これ位のISO感度までならノイズが目立つことも無いと思います。
ブツ撮りで手持ち撮影としては、1/100のシャッタースピードは少し気を遣う設定ですが、LED無しだとISO800まで感度を上げても暗いですが、LED有りだとISO感度も320でここまで手持ちで綺麗に撮れるようになります。
スイッチが存在しないのと、LEDの光がボックス内で反射しているので、全体に光が回っているように見えますが、ライティングの方向が一方方向のみなのでやはり影がどうしてもできてしまいます。プラモデルのように複雑な形状の被写体全体に光を回らせるには不向きかもしれないので、やはりフォトラの方が結果良い写真が撮れると思います。
また、サイズも小さいので、ブツ撮りでも大きめのサイズ、例えば10インチのタブレットなどの撮影は難しいと思います。上の画像を見てもらってもわかるかと思いますが、HGサイズ(1/144)のガンプラでも全身を撮影すると、背景の切れ目が写り込んでしまいます。縦撮影で全身を収めるように撮影すればまだ目立ちませんでした。MGサイズ(1/100)は天井に頭が当たるギリギリだと思うので、向かないと思います。
1000円以下で実現させることが出来るコスパはかなり良い
数千円~数万円かかる簡易撮影ブースを1000円以下で簡単にそろえる事が出来るのは、かなりブロガーとしては魅力的です。
コスパと実用度の両立はかなり難しいが健闘している感じ。
実際のところ、レビューブロガーで撮影までこだわって書いている人ってかなり少数派なのかもしれないが、これを持っているか持っていないかでの写真のクオリティはかなり変わると思います。
ただ、本格的な撮影セットには到底かなうはずもなく、コスト重視なので、ブースが持ち運べるほど小さかったり、チープさ加減から、ちょっとこだわっている人には実用度は低めです。
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購入金額
1,080円
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購入日
2017年02月21日
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購入場所
Amazon.co.jp
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