まずは実機から取得したデータをメーカー情報無視で記載したあと、レビューです。
長くなりますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
高速とはなんぞや?
・ハードとソフト情報
製造元:Tablet Express
モデル:X80
CPU:ARM Cortex-A53 1344MHzx4コア[駆動幅:480-1344MHz]
GPU:ARM Mali-400MP
メモリ:1GB[実容量:916MB,空き容量:382MB]
ストレージ:24.87GB[空き容量:22.71GB]
画面サイズ:1024x768[4:3]
画面DPI:160dpi
マルチタッチ:5点
バッテリー:3630mAh
カメラ画素数[前後共通]:2.0MP
解像度:1600x1200
WiFi:2.4GHz[5GHzは未対応]
WiFiDirect:対応
センサー:
周囲温度@Temperature sensor
加速度@Bosch 3-axis Accelerometer
OS:Android 6.0.1[Marshmallow]
Kernel Version:3.10.65
標準インストールアプリ:
ES ファイルエクスプローラ [v4.1.6]
プレイヤー[v2.3.10.32]
・ベンチマーク※1
AntutuBenchmarkスコア:25921
[3D:1130,UX11012,CPU:10429,RAM:3350]
GeekBenchmarkCPUスコア:Single-Core@484,Multi-Core@1251
GeekBenchmarkGPUスコア:582
ストレージスピード:Read@62.92,Write@36.81MB/s
RAMCopyスピード:3436.74MB/s
・インターフェイス
本体上部:マイク穴、電源ボタン、3.5mmLineアウト(ヘッドホン端子)、microUSB(OTG対応※2)、miniHDMI、リセットボタン、リターンキー(右から順)
本体左側:microSDカードスロット
本体下部裏面:スピーカー
※1ベンチマークは最低三回以上実施して最高と最低をカットしたものから平均に近いものをチョイスしています。
※2OGT対応のゲームコントローラーなどを使用しましたが、時々使用できない事象が発生しており、不安定です。OTGには対応しているの
ここからがレビューです。
Dragon Touchはこれで三台目(S8、X10)です。他の2台はそこそこいい感じだったので、価格的に過去の2台の中間となるX80がどこまでやれるのか?と期待したのですが・・・・
外観につて
裏面がテカテカのプラスチック製、X10はマット仕上げで、滑り止め効果プラス、チープ感がなくてよかったのですが、X80はもろおもちゃ感があります。
強度的に通常使用では特に問題になる程にやわではないものの、手垢や傷などがやや目立つ傾向にあります。
重さについては、333グラムと特筆して軽いわけでもなく、重いわけでもない重量で普通ですね
インターフェイスについて
このサイズのタブレットにしては珍しく、miniHDMIが実装されています。通常はmicroHDMIがこの手の8インチクラスであれば普通なので、レアです
ただ、だからと言って何かあるのか?と言われると何もなく、逆にminiHDMIを持っているか?が問題なぐらいかと思います。動作はHDMI1.4ベースでMaxFullHDですね
ボタン関係では、ボリュームボタンがない点が微妙です。後記述で性能の部分でも触れるが、やや難儀します。
あとは画面サイズ、メーカーはIPSワイド液晶と掲載しているが、実際は4:3の古いテレビのアスペクト比となり、16:9などをワイドと定義するならば、ワイドではないです。
スクエアに近い画面サイズですね。メーカーの説明数値とは違う値になっています。(2017年3月某日現在)液晶の綺麗さと視野角については十分で、170度オーバーの角度で視認できる感じです。
価格帯としては優秀かと思います。
インターフェイス最後は通信系ですが、Bluetoothが2.0と古すぎる、Wifiは2.4GHz(.11b/g/n)のみで、通信としては潤沢とは言えないですね
初回起動とセットアップについて
初回起動時にセットアップがあり、言語選択で日本語をチョイスすることで、すべてが日本語でセットアップ可能です。マニュアルもマルチ言語対応で、日本度マニュアルが付属しています。
ただ、Androidを操作するのにどこまで日本語のマニュアルが必要か?と言われると個人的には微妙ですが、初めてという方にはありがたいかもしれません
セットアップとしては、起動時に日本語の選択とあとはGoogleのアカウント設定、その他としては希望に合わせて入力(キーボード系)をインストールのみで使用可能(もちろんWifi設定はいります)です。
最後に性能について
結論から言えば、ライトユーザーのみが満足できるレベルです。もともとCPU:ARM Cortex-A53は処理能力向上よりも消費電力を優先したタイプで、それにGPUとしてMail-400MP(こちらもGPUとしてはかなり下位なものです)の組み合わせではライトなゲーム以外はほぼアウトと思った方が無難です。動画も高画質なフルハイビジョン(通信起因は除外)でも、状況によってはもたつくことがある状態です。ベンチマーク計測時も、負荷が高い状態が続くとハングアップしてしまうことも数回あり、計測には苦労するレベルです。
なので3Dゲームはよほどマッチするものか、軽いものであれば多分大丈夫レベルで、少しでも不安がある様な、重いかな?というゲームは基本的にアウトと思った方がいいです。
また2Dゲームも同様で、ガンガン動きのあるものなどは注意した方がいいかと思います。ゲームタブレットとしては、ベンチマークスコアこそ低いものの、S8の方が良かった印象ですね
ここでインターフェイスで述べたボリュームがイマイチ感を発揮ます。ゲームをするときに、どうしてもCPUの処理能力が必要な瞬間があり、その時は操作を受け付けない、またはかなりもっさりした動作になります。
ボリュームボタンがないことで、ボリュームの操作はどうしても画面操作に限られてしまい、ゲーム開始時にどでかいボリュームになっていたりすると、変更するのに四苦八苦することとなります。
自室でならまだいいですが、誰かと一緒だったり、複数の人がいる様な場所では、注意しなければならない点かと思います。
で、CPUとGPUに関しはやや貧弱で、これを高速と表記するメーカーの意図がわからない状態です。蛇足ですが、これ以外にも画面サイズやHDMI、今は修正されていますが画面タッチの数など表記などのミスが多くて微妙です
ストレージの性能に関しては、この価格帯ではまずまずといったところです。容量も32GBとわりと多め、初期から入っている不要アプリもほとんどなく、逆にGooglePlayゲームなどインストールが必要ですが、変にアプリが入っているよりかは数倍マシで、空容量も22GBオーバーと良好かと思います。
CPUなどのカタログから受ける印象としてはそのまま
高速!Dragon!と書かれると微妙な感じがしますが、ライトユーザー向けの閲覧専門タブレットと思えば、容量もそこそこ確保されており、4:3の画面が縦長でない分見やすい場面もあり、電子書籍などにはアリかと思います。
評価としては、ゲームタブとしては星2つかと思いますが、ライトユーザーの閲覧専門タブとしてであれば、まずまずの星4つぐらいはぎりあるかと思います。
ただ、CPUなどのカタログから受ける印象としてはそのままですので、総合評価としては星3つの普通としています。
ストレージの容量がそこそこあるだけに、GBオーバーのゲームをガンガン入れて遊びたいと思ったのですが、やや残念です。同価格帯で、AndroidとWindowsを搭載したタブレットや、スコア的にもっと良いもので、動作もキビキビしたものなども存在する中で、性能としてはややイマイチ感が否めない気がします。
購入する方の留意点としては、性能にあまり過度な期待はせずに、Web閲覧、電子書籍など動作の少ない作業をさせるぐらいと思って購入することをお勧めします。
ちなみにAndroid6.0をお手軽に体験したいというのであればありかと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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購入金額
11,998円
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購入日
2017年03月12日
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購入場所
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