レビューメディア「ジグソー」

課題はあるが音質は〇

NOBUNAGAのPremiumシリーズに属するmmcx-2.4mm4極バランス用ケーブルです.

ケーブルは,8芯OFC線材に銀メッキ処理されており,1芯あたり23本の銀メッキOFCケーブルが使用されています.

2.5mm4極プラグもmmcxコネクタも,NOBUNGAオリジナル仕様で,価格相応な質感です.

ワイヤー長は120mmで,mmcxコネクタのイヤーフックは,ワイヤー入です.

 

 

こちらのCIEM-2pin仕様のMEDUSAのmmcx版です.

 

mmcx-2.5mm4極のメーカー製ケーブルを持っていなかったので,コスパの良いMEDUSAのmmcx版となる雷切改を手に入れました.

 

そのMEDUSAのレビューの中で,以下のように自分で書いています.

銀コートOFCによる中高域の伸びと解像度の向上,8芯化による明瞭さと押し出しの強さ.銀コートのキラキラ感は無く,どちらかと言うとやや固めな高域で,全体的に輪郭をシャープに描写するため,ややタイトな印象です.このため,ハイレゾD型ではなく,マルチBAに適していると思います(CIEM2ピンコネクタなので,必然的にマルチBAとなってしまいますが).

 

CIEM-2pinがMMCXになっても,リケーブルの効果は同じで,かつ,Westoneの標準添付ケーブルの出来が良くないので,バランス化と合わせてリケーブル効果は絶大です(UM Pro50のレビューの中で,添付ケーブルに関して記載しています).

 

しかし,やはり,8芯化とケーブル素材の性質で,太くて,固め(張りがある)で,タッチノイズが気になり,ポータビリティは低下します.タッチノイズは工夫次第で気にならなくなりますが,決して柔らかいケーブルではないので取扱易さは大幅に低下してしまいます.また,太く固めなので,取扱には十分注意しないと,断線の危険性は高いです.

 

メリットとデメリットを天秤にかけ,価格を考慮すると,mmcx用2.5mm4極の銀コートOFCリケーブルとしては,1万円程度で購入できるので,マルチBA用リケーブルの第1候補になります.

ただ,雷切改で十分かと言われると,その上のALO Litz Wire Earphone Cableでもその差は明らかですし,SignalやBlack Dragonと比較すれば,その差は大きいですが,価格差も大きです.ケーブルは,断線する可能性が高いので,イヤホン以上の価格をケーブルに投資できるかの判断は,非常に難しいです.

  • 購入金額

    9,800円

  • 購入日

    2020年04月06日

  • 購入場所

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