レビューメディア「ジグソー」

国産DAPなのに(だから?)あまり選択肢が多くないONKYO DP-X1/DP-X1A用本革ケース

国産DAPのDP-X1(A)、

中華なマイナーDAPなどより数もさばけるはずで、ケースは各社からでるだろうからフルオーダーする必要

なんかないよね?と思っていたが、スマホの音楽機能の向上でこの手の別体の専用デバイスを使う層が実際には多くはないのか、国産DAPゆえ海外からの参入がないせいか、意外にケースの選択肢は多くない。

王道としてはハードメーカーONKYO純正のケース(DPA-PUX1)で、当然サイズもピタピタに作ってあるものがある。ただ黒一色というのはブラックスキーのcybercatとしてはむしろバッチコイっ!なのだが、合成皮革で質感的にはあまり萌えないし、その割にはソコソコの価格する(サンプル写真で黄色いのは内側)。

この構造をそのまま本革にし、ステッチを赤にしたようなFROM PJのItalian Leather Case for ONKYO DP-X1はうろこのような型押しが強いのがイマイチ(自分は革はオイルレザーやブライドルレザーのようにつるっとしてあまり表面加工がされていないものの方が好き)。

他の本革の社外品としては武蔵野レーベルLeather Case For ONKYO DP-X1があって、これは手帳型で画面の保護もできるタイプなのだが、このDAP=DP-X1(A)、手帳型だと物理ボタンがチョイ操作しづらくなる。

このDAP、ヴォリューム「ダイヤル」がプレイヤーの左側、電源/再生/進む/戻るの物理ボタンが右サイドに配置されている。そして「Leather Case For ONKYO DP-X1」は右綴じ。すなわち画面を消していてディスプレイ上のボタンでなく物理ボタンで操作したい場合、完全に開き切るまでケースを開けないと曲送りなどができない仕様。またそうした時には構造的には片手で操作しづらい(画面カバーを背側に折り返すと厚くなるので、左手ではほぼ絶望、右手は一度持ち替えが発生)。

綴じ方をベルクロを使って左右どちらにでもできるようにしたタイプもあったけれど、その分「厚く」、せっかくのDP-X1Aのスリムさが活かせない。

世の中見渡してもケースらしいケースはこのくらいで、あとは純正ケースに入れた/もしくは/抜身のDP-X1(A)を持ち運ぶためのキャリングケース程度。

では左綴じのオリジナルケースを作ればよいか..というと、ヴォリュームダイヤルが左サイドから上下に飛び出すようなイメージで造られている(実際にはツライチで「飛び出している」わけではない)ため、音量調整がしづらくなりそう。

...と、かなり選択肢がない状態...

そんななか、「今なら」購入店(e☆イヤホン)専売で限定制作させた本革製ケースがある。

Dignis Japanが製造したDP-X1(A)専用ケース。前のヴァージョン(DP-X1発売に合わせて作られたとき)は黒(と赤)もあったが500個限定だったためすでに現在はなく、今回DP-X1A発売に合わせて新たに作られたのは有彩色の4色展開。

YELLOWOLIVEBLUEREDの4色。

このうちYELLOWはレモンイエローではなく革本来の肌色系の黄色、OLIVEはくすんだ深緑でBLUEは「青」というより「青緑」という感じのいずれもアーシィな色。

このなかで選ぶのなら情熱の赤か?とREDを選択(DP-X1Aの動作が3倍速くなる効果はありません)。

外箱は色画用紙くらいの厚さ。ま、再びしまうこともたぶんないので。
外箱は色画用紙くらいの厚さ。ま、再びしまうこともたぶんないので。
Minerva Boxという型押し加工だが、あまりくっきりしたものでなく許容範囲
Minerva Boxというシボ加工だが、あまりくっきりしたものでなく許容範囲

モノはその名(MINERVA=ミネルバボックス)の通り、鞣された革に「シボ」を出す加工を加えたイタリアンレザー。自分の好みからするとこの加工、ムリにつけなくても...なのだが、革が薄手なので、凹凸が激しくなくあんまり嫌味でもない(このミネルバボックスという加工、使う革の位置で風合いが違うようなので、入手したのがちょうど使用部材の位置がよかったのかもしれない←模様からするとたぶん脇腹かな?)。あと滑り止め効果もあるので...と思えば、まぁ許容範囲内。

フィルムは単体で買うとソコソコするので地味にウレシイ
フィルムは単体で買うとソコソコするので地味にウレシイ

内容物としてはケース本体と、カバーされない部分の保護フィルム、クリーニングクロスと貼り付け用ヘラ。ディスプレイ部の保護フィルムに関しては、硬化系ではなく普通のものだが、買うとソコソコするのである程度使い込むまではこれでよいかな。

貼り付け前⇒
貼り付け前⇒
⇒剥離フィルムが透明度低いがフィルム自体は透明度高い⇒
⇒剥離フィルムの透明度は低いが画面保護フィルム自体は透明度高い⇒
⇒貼り付け後。写真じゃワカランな。
⇒貼り付け後。写真じゃワカランな。

秀逸なのはトップ(イヤホンジャックがある部分)とサイドのmicroSDカード挿入口の2か所のむき出しになるところにもカバーシールがあるところ。ディスプレイ保護フィルムよりも少し薄手の生地で透明度も低い。ちょっとパラフィンフィルムちっくな感じだが、むき出しより傷つく可能性は低くなる。ディスプレイ保護フィルムは他のメーカー製のものもあるので、付属のがだめになったらそれに張り替えればよいが、これらのシールはケース形状由来のため他では手に入らない。それを考慮してか2セットつくという至れり尽くせり状態。

サイドの保護シールはスロット周りをカバー
サイドの保護シールはスロット周りをカバー
トップは「段」があるのでそこが浮くがイヤホンジャックで傷つくよりは...
トップは「段」があるのでそこが浮くがイヤホンジャックで傷つくよりは...

なおこのサイドのmicroSDスロットが開口したのは今回DP-X1Aの発売に合わせて企画された改良型の“DIGNIS LUNO MINERVA RED for DP-X1”から。前回と唯一共通なカラーがこの「赤」だが、改良前の“DIGNIS LUNO LASKINA RED for DP-X1”にはサイドの開口部はない

ディスプレイ保護フィルムは透明度が高くピタピタでジャストフィットだし、他の開口部の保護シールは小さく細いところに貼るため難しいが、若干柔らかい素材なので貼り付け途中の微修正も可能でイイカンジ。

赤は、粋かな?
赤は、粋かな?

 

 

DP-X1Aにピタピタサイズのケースをセットすると...イケてる?w

 

 

このボタンの型押し、当然なんのボタンかは探れないが、位置で判る
このボタンの型押し、当然なんのボタンかまでは探れないが、位置で判る

ちなみに操作ボタン部分は純正合皮ケースのDPA-PUX1では切り欠き空いているけれど、こちらは革でカバー。操作しにくいか...と思ったけれど、
・柔らかい加工が施してある薄めの革なので、押すこと自体は困難ではない(他のボタンが巻き込まれて押されるようなこともない)
・本体の電源ボタンの部分が少しへこんでいるので使用しているうちにケースのその部分がへこみ、そこを起点に他のボタンが手探りでも操作できる(ボタンを型押ししてあるがその凹凸で位置は結構手探りできる)
...と特に問題ない。

これはいいケース!限定生産で在庫限りのようなので、気になったら早めに!(一部の色はもはや売り切れっぽい)

 

......あと、も少し安ければ★満点なンだけど...

【製品仕様】
使用革材:Minerva Box(イタリアBadalassi Carlo社製)

発売時ブログ記事

  • 購入金額

    9,800円

  • 購入日

    2017年01月14日

  • 購入場所

    e☆イヤホン名古屋大須店

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