新日本無線から発売されているオーディオ用デュアルオペアンプです。同社のカタログでは「オペアンプ」のセクションには掲載されておらず、MUSESシリーズと同様「オーディオアンプ」のセクションに掲載されています。バイポーラ入力です。関連して、FET入力のNJM8901もあります。
NJM4580以上MUSES8820未満
傾向としてはMUSES8820に似ています。ただ、MUSES8820よりも僅かに曇ったようなイメージです。NJU4580とよく似た過渡特性を示しますが、こちらのほうが透明感があります。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
電池駆動でも電圧的に問題ない
電源電圧は±2〜±18Vです。乾電池4本あれば動かす事ができます(3本ではダメ。なぜなら終止電圧が低くなりすぎるのと、奇数なので正負平等に割り振れないから)。表面実装のハーフピッチICなので、プリント基板を起こす場合はあまり場所を取らず、はんだ付けも(表面実装品の中では)比較的しやすいという特徴があります。但し、ユニバーサル基板で使うには変換基板が必要です。
グラフでは、出力電圧1Vに対し出力電流も40mA程度は出ているようです。最近の感度の高いイヤホンなら大丈夫でしょう。
変換基板の分だけ高くなる
NJM4580<NJM8801<MUSES8820と順当に値段と音質が……と見せかけて変換基板が必要な分だけNJM8801だけコストパフォーマンスが落ちています。さらに連結ソケットも必要なのでそこまで含めた場合MUSES8820と値段があまり変わらなくなってしまいます。基板を起こすのでなければ、おとなしくMUSES8820を使うのが良いでしょう。
但し、MUSES8820は±2Vでは動作しないので電池4本での駆動を考えるとこちらということになってしまいます。
発熱はそれなりか
外気温21.6℃に対し、パッケージ表面は27.2℃まで上昇します。
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購入金額
300円
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購入日
2016年12月08日
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購入場所
デジット
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