アナログデバイセズから発売されているデュアルオペアンプです。高出力・rail-to-railを特徴としています。デジットのBlogでは 0dB HyCAAの出力段に使っている所が紹介されています。
幾分ドライに聞こえる
cMoy回路に使う限りでは、クリーントーン系について言えばクリアに聞こえますが、幾分かドライに聞こえます。僅かにダークに聞こえるかも……と思いましたがどうやら気の所為のようです。
24V駆動より5V駆動のほうが発熱しない分音がいいような気がしましたが、もしかするとこれも気のせいかもしれません。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
表面実装の手半田ができるならぜひ
定格電源電圧は3V~24Vまでと広く、rail-to-rail特性であり、出力も公称310mAあるためポータブルオーディオにも適しています。
ただ、表面実装品しかないため変換基板が必要です。あと、小さい割に高出力なので発熱します。注意しましょう。
高出力、rail-to-rail
OPA2604と同価格帯ですが、こちらは高出力、rail-to-railという点で優れています。但し、高出力故発熱も大きくなっています。
高出力オペアンプの宿命か
24V駆動のcMoy回路では、外気温23.5℃に対しパッケージの表面温度が45.0℃まで上昇します(!)。高出力オペアンプの宿命でしょう。位相余裕は充分あるので発振の可能性は少ないと思われます。THS4631と同様のパターンです。
5V駆動の場合、外気温24.0℃に対して27.9℃と常識的な数値にとどまります。
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購入金額
650円
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購入日
2016年12月08日
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購入場所
デジット
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