10時開館のNHKスタジオパークの次は、
11時開店の渋谷マルイで開催されていた 鬼灯の冷徹 江口夏実原画展
1泊2日の東京。 時間を有効利用しなくちゃね。
こちらは家内の希望でございます。
鬼灯の冷徹
週間モーニングで連載開始から5年を数える人気漫画 鬼灯の冷徹
平成における地獄百景とでも申しましょうか、魅力的なキャラクターが織りなすブラックでクールなギャグ漫画です。
私も楽しく読んでおりますが、コアなファン層は俗にいう腐女子の方々ではないでしょうか。
開店後すぐに8階まで上がりましたが、既に老若男女を問わずの形で長蛇の列が出来上がっておりました。 とはいえ女性比率は確実に8割を越えておりました。
甲乙付け難い魅力のある登場キャラクター達から選ばれたのは芥子くん。
嘘をついて大儲けした亡者が落ちる地獄である「如飛虫堕処」で獄卒を務めるうさぎです。
獄卒とは、地獄で亡者たちを見張る下級官吏のことだそうです。
「カチカチ山」に登場するうさぎと同一人物なので、狸には相当な恨みを持っております。
なので↓
芥子
このようなデザインが成立するわけでございますな。
9月に地元で京都国際マンガ・アニメフェアが開催されており、そこでは先行する形でこの原画展に出向く機会があったのですが、フェアの入場料も原画展の入場料も別々に必要とのことでした。
今回は原画展だけの入場料で済みますが、グッズ売り場には入場者だけしか入れません。
アニメ・漫画関係の催し物には初めて出向きましたが「お金を落とす仕組みがきちんと構築されていること」に驚きました。 (徒歩圏内にマンガミュージアムがあるのにもったいない)かも。
翌日には、竹久夢二美術館併設の弥生美術館で開催されている「山岸凉子展」へも出向いたのですが、
やはり原画の力は凄いと再確認しております。
どれだけ忠実に再現された複製画でも、インクやホワイトの立体感は再現できないと思うのです。
そして江口夏実先生と山岸凉子先生との間には 時代が 存在していることも確認しました。
また隣接の竹久夢二画伯の作品との間にも。
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購入金額
800円
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購入日
2016年11月26日
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購入場所
鬼灯の冷徹 原画展 売店
KAOさん
2016/11/29
行けないけどみてみたいなあと気になってました。
フェレンギさん
2016/11/29
初めて目の当たりにする原画の力にも圧倒されました。
山岸凉子先生の、時代を切り開き、時代を変えてきた経緯の解説とともに拝見することが出来た展示も素晴らしかった。
少女漫画誌とは縁遠い生活でしたが、現在の山下和美さんのご活躍を見るにつけ、既にボーダーレスだと感じます。
山岸凉子先生が美大生時代には「画家は漫画家を低く見ていたから、、、」というお言葉が心にしみました。
KAOさんも機会を見つけてくださいね。