アナログデバイセズから発売されている2回路入りオペアンプです。1回路版はAD711、4回路版はAD713です。入力はJFETで、LF412やTL082の上位互換とアナウンスされています。
暖色でドンシャリ寄り
OPA2134と比べるとドンシャリに聞こえます。僅かに暖色系の色がついているような感じがしますが、FET入力の特徴でしょう。ドライな印象ではありません。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
ユニティゲイン安定
DIPの2回路品なので、趣味で使う分には使いやすいといえるでしょう。位相余裕は60°程度(負荷抵抗2kΩ、負荷容量100pF時のBode線図)あり、出力電流もスペック上は25mA出ます。
但し、電源電圧は定格±4.5~±18Vですので、ポータブル機器への使用は向きません。
音はそれなりにいいのだけど……
LF412やTL082の改良版とされていますが、値段も跳ね上がっています。OPA2134やMUSES8920のほうがよりHi-Fi的なので(しかもそれらのほうが安い)、それらと比べるとどうしても見劣りがしてしまいます(特にOPA2134は5V駆動もできるという長所があります)。
発熱は普通レベル
24V駆動のcMoy回路では、外気温24.6℃に対してパッケージ表面が30.3℃まで上昇します。
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購入金額
713円
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購入日
2016年11月18日
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購入場所
マルツ大阪日本橋店
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