テキサスインスツルメンツ(旧ナショセミ)の2回路入りオペアンプです。ロングセラーであるLM741の2回路版と位置づけられています。
AMラジオ的な何かを感じる
15Ω負荷時の信号忠実性には難があります。24V駆動のcMoy回路で使ってみましたが、中波放送(AMラジオ)のような音がします。昔の石ですのでこれは仕方がないところです。

過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=10kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)

過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
オーディオには向かない
最低動作電源電圧がデータシートにありませんが、スペックは主に±15Vで規定されています。LM741やμA741を考えると±5Vでも動作しそうですが、流石にそこまではテストしていません。
DIPの2回路品なのでステレオ用のオペアンプソケットにそのまま差せるのですが、性能上オーディオ回路には向かないでしょう。
おすすめしない石
オーディオ回路に使う場合、NJM4580のほうが音が良くしかも安いのでそちらをおすすめします。また、1回路版のLM741と比べて立ち上がり特性が悪くなっています。
遅い石は電力を食わなかった
24V駆動のcMoy回路では、外気温22.4℃に対しパッケージ表面温度が24.5℃まで上昇します。
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購入金額
130円
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購入日
2016年11月18日
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購入場所
千石電商大阪日本橋店
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