iPhone や iPad に付けてつかう、クレジットカード用のカードリーダーです。
ちばとどがサポートしているネパール人が経営するカレー店で導入しました。ときおりカードで支払を決済したいお客様がいらっしゃるためです。
webから申し込み後、厳しい審査もなく、決済代金の受取預金口座の存在確認さえできれば、このカードリーダーと専用アプリを使用して運用が開始できます。
決済手数料は3.25%、入金は翌日~7日後(受取預金口座をどの銀行に設定したかによる)です。
カードの読み取りは、ハンディーだからといって決して悪くはなく、ちょっとコツがいるかもしれませんが慣れるとスムーズに誤りなく読み取れます。
iPad がネットにつながっていれば、即時にカード決済できるので、店舗だけでなく、移動販売やフリマ、イベントなどの折にも使用できそうです。
今回、飲食店ではスタンドアロンの現金用のレジがすでにあり、このカードリーダーを使用する Square(運営会社とシステムが同名?)をカード決済のために導入しましたが、さらに連動するアプリと、Bluetoothで動作するキャッシュドロアーとプリンターを使用すると、現金決済の部分もSquare で管理可能となり、従来のレジではなく、iPad をレジの端末として、店舗のキャッシャーをスマートに運用することができます。
実は、iPad がレジの役目を担えること知ってはいましたが、飲食店の運営者にとって従来のドロアーの上にボタンと表示機ののったレジ器のほうが馴染みが深いので、レジ業務のすべてをただちにiPad で行うことは感覚的に抵抗がありました。
ところが、昨日、神楽坂の書店で Squareのシステム をフルに活用しているのを目の当たりにして少し認識が変わりました。
その書店は、かもめブックス といって、おそらく古くからある書店をリニューアルしてカフェ併設のイマ風の書店にしたものと思われます。もしかするとその筋では有名な店かもしれません。
書籍の取り揃えがたいへんユニークで、書籍流通の割当に従ったようなつまらない棚は皆無で、おそらく一般公募したのか一般の人による書評がディスプレイされた棚があったり、ほとんどの棚はカテゴリーごとにその道の本をよく読んでいる方がこだわってセレクトした本が集められていてその思いが伝わってきたりして、そんな大判の本と文庫本が混在する背表紙を見て歩くだけでも楽しくなったりします。
また、やはりこだわって選んであろう文具類のコーナーがあったり、店の奥は小さなギャラリースペースになっていて、訪れたときは、質や使い勝手を考え抜いた(と製作者がアピールする)紙製品が展示即売されていました。
そんな書店なので、レジも創意をこらした結果 Square を採用したのかもしれません。
この書店の考え方は、何業によらず参考にしたいところがたくさんあると感じました。
たとえば、入口にあるカウンターの中から入店客に対して、「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」「こんばんは」と声をかけていたこととか。
客にしてみれば、「いらっしゃいませ」だと何か買って帰らないといけない気がしてしまうのですが、「こんにちは」だと、「来てくれてありがとう」と言われた気がしてどこか心地よいのです。
カードリーダーの話が、書店の話になってしまいました。
いずれまた、立ち寄りたいと思える特別な書店でした。
そして、このカードリーダーも これからカレー屋の店頭で活躍することでしょう。
-
購入金額
4,980円
-
購入日
2016年10月28日
-
購入場所
Square
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。