レビューメディア「ジグソー」

女性の乳房を思わせるエロティックなコーヒーカップは、ルイジ・コラーニデザインです

創業1752年の和食器販売会社たち吉の洋食器ブランドであるAdam & Eveが

鬼才ルイジ・コラーニとコラボして2001年コレクションと銘打ったシリーズを販売したのは

1983年のこと。

すでにレビュー済みの灰皿やコーヒーカップを買い揃えましたが、手元に残るものは少ないです。

定番として使っていたOVOシリーズの普及型コーヒーカップも残っていないのですが、

一客だけ少しハイラインに属するOVOがありますので、ご紹介します。

更新: 2016/10/15
デザイン性

母性

ほぼ真横から撮影しています。

ルイジ・コラーニ作品らしく、有機的なラインが見て取れますね。

斜め手前から撮影しています。

持ちては人差し指と中指を挿入して、親指は上から軽く押さえる事を想定しているようです。

コーヒーを注ぎ、手前にやはりルイジ・コラーニデザインのティースプーンを置きました。

一つ上の写真とは少し画角が異なるものの、一気に不安定感が出てきます。

ソーサーの中央にカップが座っていないように見えますしカップ自体も傾いているように見えます。

このようにソーサーは同心円を基調にデザインされています。

センターに窪みがあることが確認できると思いますが、、、

その窪みの相手は、カップの底面にある突起でした。

角度にもよりますが、この形状は女性の乳房がモチーフになっているに違いありません。

前述の普及型コラーニデザインのコーヒーカップは、ここまで凝った造形ではなく

まるで100計新幹線のノーズか、卵のような形に成形されたカップと、

ゆで卵受け皿のようなソーサーで構成されていました。

 

どちらにしても、コーヒーカップをソーサーの上に乗せる時には集中する必要があります。

新聞に読みながらコーヒーブレイクという習慣には馴染まないデザインであることは間違いありません。

線を引く時には決して定規を利用せず

曲線を描く時は、自らの肩や肘を支点とする

自然界には完全な直線は存在しない。

人のためのデザインを持ってよしとする のがルイジ・コラーニの哲学と聞きますが、決して使いやすいユニバーサルデザインとは言えません。

しかし、四半世紀を越えて今なお愛されるだけの力を秘めたデザインであることは間違いないと

そう思います。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    1983年頃

  • 購入場所

    たち吉本店

26人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • いぐなっちさん

    2016/10/15

    おしゃれですね~
    そして大事に使ってらっしゃる。
  • フェレンギさん

    2016/10/15

    いぐなっちさん ありがとうございます。
    通常品も探したらどこかにあるかもしれません。
    見つかったら掲載したいと思います。

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