18650バッテリーでしか試していませんが、本製品最大の目玉である1.0Aの急速充電モードと、従来型の0.5A通常充電モード、双方で「10％充電状態のSONY製18650バッテリー」にて試したところ、

双方の100％充電完了時間は

1.0A急速充電モード：1時間20分

0.5A通常充電モード：3時間20分

…と、結構な差がついた。

ただ、特筆すべきは「どちらの充電モードでも、バッテリーはひんやり状態」だったこと。

発熱がないということは「バッテリーへの負荷が殆ど無い」ということであり、当然の結果としてバッテリーの寿命も長くなる。

便利な機能が多いに越したことはないが、基本機能が駄目では話にならぬ。

この製品は「基本機能が非常に高品質、かつ便利機能付きということで、瑕疵が一切ない。

文句なし満点。

なお、一応機能一覧でも書いたが、1Aでの急速充電を二本同時に行う、またはUSBサービスコネクタ

を併用して1A充電を行う場合、2.1A-100VのUSB-ACアダプタが必須なので注意。

そういうわけで、1本だけの急速充電なら、1A-100Vでも可。

ただし、2本目の充電を途中で追加したり、USBサービスコネクタから充電を開始すると、自動的に0.5A充電モードに切り替わるようになっている。

こういう「AC供給側」への安全面も配慮しているあたり、非常に賢い製品といえる。

USBモバイルバッテリーとして使う場合は、ACから抜いた状態でCh1側にバッテリーを装着し、USBサービスコネクタに充電対象を差し込むと、自動的にUSBバッテリモードに切り替わる。

USBサービスコネクタに何も刺さっていない場合は、Ch1にバッテリーが装着されていても一切電源が入らないようになっており、USBコネクタで短絡事故が起きてもバッテリーに一切影響が出ないよう安全面の配慮が為されている。

USBは端子が剥き出しなので、保護回路がないとリチウムバッテリー短絡事故になるが、

本製品はそうした事故が起こらないよう、安全措置がこれでもかと講じられている。

このように、とにかく「リチウムバッテリーをあらゆる事故から守る」よう配慮されており、安全性が非常に高いのが、本製品最大の特徴と言えよう。

文句つける点が一切なし、非常に優秀です。

1.0A急速充電でもバッテリーが全く発熱せず、安定かつバッテリーへの負荷が小さい「優しい充電」を実現しているのが判ります。

表示も判り易く見やすい。動作中かどうかが、アニメーション表示で一目瞭然。

利用率から判断して、別に0.5A充電でも一向に構わなかった（というか、一度高速充電を試したあとは、バッテリー寿命を延ばすため0.5Aモードで使ってます）のですが、USBサービスコネクタがあると便利（タブレット充電用として）ってことで、こっちにしましたが正解。

モバイルバッテリーとしては使わんと思いますが、USB充電器の数を減らせるし、1A出力なので機器を選ばず充電出来るのもGood。

この手の充電器は安価なものなら数百円からありますが、某社スマホの爆発事件などに見られるように「リチウムバッテリー火災の危険性」は我々が想像しているより遥かに高く、中でも端子剥き出しで使う18650のようなバッテリーは、取扱が雑だと殆ど爆弾にも等しいです。

そうした危険物を扱う以上、安全に充電可能な製品を使わないというのは、自分の部屋に時限爆弾を置くようなもんです。

自分の命を守りたいなら「ちゃんとした充電器と電池使いましょう」。

でないと、ガチで「命を以てその代償を払う」羽目になります。冗談抜きで。

そういう意味で、この製品はVape使う人にとって値段以上の価値があります。