きちんとしたスピーカーケーブルは初めて買いました。
買ったアンプと、将来狙ってるスピーカーを店員さんにつたえたところ、このケーブルは埋もれた音が浮いてくるので、よく合うのではないかと紹介してくれました。
絶縁体はポリエチレンです。
弾力が強いので、ニッパーでは剝きにくく、ワイヤストリッパーが欲しいところ。
非常に滑りにくいので、壁の中に通すには不向きです。
コシがかなり強く、狭いところでの取り回しも不得意です。
芯はある程度撚ってあり、アンプ・スピーカーのターミナルへの取り付けも楽です。
価格はメーター当たりのもの。
軽妙で、埋もれがちな音がスっと出てくる
SPケーブルではありませんが、万能ケーブルのカナレL-4E6Sと比較してみました。
■L-4E6S
良くも悪くも、クセがないです。
ロックもポップもオーケストラも、いつも通りに平均して鳴らしてくれます。
■Explorer V2
まずは全体的にフワっと軽いのに気が付きます。
特にハイ側がフワフワっと浮き上がっています。
と同時に、今までのオーディオやL-4E6Sでは完全に埋もれていたサウンドが、何事もなかったようにスっと抜けてきます。
オーケストラなどの生演奏が美しい要因のひとつだと思いますが、ことに弦楽器、木管楽器の倍音がとても豊富になります。
マランツPM5005を試聴した際には、主役以外の楽器の抜けが悪い印象がありましたが、そこを上手に補ってくれるケーブルです。
欠点を言うならば、シンセサイザーやフィルターを強くかけた曲などでは、軽くなりすぎること。
ミッドからローの厚みが損なわれ、ハイがツンツンきます。
ミッドからローは、サブウーファーを追加するとかなり改善します。
チーピュアオーディオの友
手ごろなオーディオも、ワンランク、ツーランク上の音になるなら、安い買い物だと思います。
太さと、被服の弾力から加工にはコツがいる
芯は太く、被服は弾力が強いので、加工には慣れが必要です。
高いケーブルですから、失敗しないようワイヤストリッパーを用意したほうがいいかもしれません。
あと芯が太すぎて、プッシュ式のターミナルでは咥えきれません。
ネジ式ターミナルか、バナナプラグの機器を使うか、細いタイプを使いましょう。
スピーカーケーブルで音は確実に変わる
世の中には、SPケーブルでは音は変わらないなどと言う人がいるようですが、確実に変化はありました。
そして、手ごろなアンプを二回りほどグレードアップしたかのような、素直なサウンドにしてくれました。
長年の悩みだった、オーケストラの音の悪さ、二胡の音の悪さをスッキリと解決してくれました。
手軽に音質改善をするのに、SPケーブル交換はアリだと思います。
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購入金額
800円
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購入日
2016年10月02日
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購入場所
ヨドバシカメラ
ちばとどさん
2016/10/04
> SPケーブルでは音は変わらないなどと言う人
のひとりでありますが、ちょっと試してみようかなという気になってきました。
「試す」を口実に前後のアンプやスピーカーも増えちゃうかもww
いぐなっちさん
2016/10/04
SPケーブルはそんなに音かわらないだろ〜と思ってましたが、埋もれてたバイオリン等の倍音が、ガッと出てきたので、非常に驚いてます。
電気的・電磁気学的に考えて、芯が増えたり直径が変われば伝達特性も当然変わるので、信号に変化が現れるのは当たり前といえば、当たり前ですが。
耳で明らかな変化を感じ取れるほどに変化するというのは、新鮮でした。
何百回と聞いてきた曲を、このケーブルで改めて聞いたとき、こんな楽器使ってたんだ・・・という発見が多々ありますw
べらぼうに高いケーブルではないので、明らかに性格が違いそうな何種類かを、試しても楽しそうです。