新日本無線から発売されていた2回路入りオペアンプICです。現在は生産を終了しているようですが、店頭在庫を入手できました。NJM4558の改良版です。
今回入手したのは型番にDが余分に付いている低雑音選定品です。
少し硬いかも
NJM4560と比べあまり変わりませんが、強いて言えば少しクリーンになったような印象です。それでも、やはり昔の石という印象です。
クラシック曲を聴いた場合、少し音が硬いかなというイメージがあります。波形を見ても、リンギングが起きていることがわかります。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ Cfb=33pF 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
電池駆動は難しいか
DIPの2回路入りなので使いやすいのは使いやすいのですが、これは廃止品です。
電源電圧は±4~±22Vなので、電池駆動で使うには難があります。ただ、出力電流は公称25mAあり、ヘッドホンの駆動には十分です。
これ廃止品だしな……
オーディオに使うなら、定番のNJM4580DDのほうが安く手に入ります。というより、NJM2041自体が廃止品なので、おとなしくNJM4580を使うか、NJM2068を使うのが良さそうです。
バイポーラICの24V駆動で5℃上昇は普通
24V駆動のcMoy回路では、外気温22.0℃に対してパッケージ表面温度は26.7℃となりました。
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購入金額
129円
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購入日
2016年09月17日
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購入場所
シリコンハウス共立
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