X68000用マウスの、交換用ボールの代用品。
要は単なる鉄球で、後で知ったが「モノタロウで買えば一個219円」だった。
光学センサマウスの普及後、ボール式マウスの交換用ボールは入手手段がほぼ皆無の状況(需要ゼロなんだから当たり前だが)だけども、X68000用マウスの交換用ボールはまず入手不可能である。
既に本体生産が20年近くも前に終わっているのだから当たり前だが、一般的なマウスボールと異なり「ほぼ皆無」でなく「まず不可能」と言い切る理由は、ボールのサイズが原因。
一般的なマウスボールは直径20ミリか22ミリなのに対し、X68000のマウスボールは直径24ミリ。
この時点で、中古ボールマウスから適当に引っこ抜いて流用することも叶わないのだ。
そこで、こうした金属球をボールの代用として使うほか無いのである。
このように、サイズはピッタリ合うので「行ける」と思えたんだが・・・・
結論から言うと、トラックボールとして使う(68Kのマウスは、一部機種を除いてトラックボールとして使える機構が付いている)場合は普通のボールより使い易いのだが、マウスとして使う場合は摩擦抵抗が低すぎて、回転センサ軸を回せず滑ってしまう。
マウスとして使うには、軸側の摩擦抵抗値を上げてやる等の工夫が必須で、そのままポンと放り込むだけでは余り快適に使えないというのが実情。
スチールボール全体をツヤ消しで塗装することも考えたが、球体の塗装は塗膜を均一化するのが非常に困難な上、金属塗装自体が困難を極めるし、摩擦を繰り返す場所なので、塗っても剥げる。
金属に食いつく摩擦に強い強固な塗装など、ツルッツルのスチールボールにゃ無理がある。
表面荒らすサンドブラストでもすりゃ行けそうだが・・・・ぬーん。惜しい。
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購入金額
1,500円
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購入日
2016年09月17日
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購入場所
BEEP秋葉原店
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