国語辞典の大御所として有名な『広辞苑』の第4版です。
1991年発行の第四版です。
といっても、最近では紙媒体としての国語辞典はあまり見かけなくなったので、実物を見たことがないという人も意外と多いかも知れませんね。本品は職場でプレゼン資料やカタログを作ったり、商品名を決めたりする際に間違った言葉を使わないために、1992年頃に購入したものです。
黒いカバーはかなりボロボロになってしまいました。
職場の書棚を整理していて、「もう捨てようか」という話になりましたが、想い出深い品(もともと私しか使ってなかった^_^;)でもあるので私が引き取ることにしました。
カバーを外したら、綺麗なブルーの布地が姿をあらわしました。
表紙のど真ん中には刻印が入っていました(後ピン...orz)
購入当時はネットで検索という手段はなかったので、各種辞典などが重宝しました。当時の記憶としては本辞典に加えて「現代用語の基礎知識」や「基本外来語辞典」などを愛用していました。
内容的には「日本国語大辞典」のように全部で十数巻あるような辞書には負けますが、1冊にまとめられている小型国語辞典辞書としては「大辞林」「大辞泉」「三省堂国語辞典」などと並んで有名な国語辞典として確固たる地位を確立していました。
内表紙はこんな感じですが、今更ながら初めて見た気がしますw
広辞苑(第4版)の収載項目は約22万とされており、現代語はもちろん古代・中世・近世・古語などに加え、漢語や外来語、隠語や方言なども含まれていますが、その分文字が小さいので、ちょっと見づらいのが残念なところです(特に老害にはツライ^_^;)
みっしりと詰まった小さな文字、若い頃は問題なかったけど今は、、、
また、他の有名どころと比べて用例などが少ないような気がします。言葉の意味は分かっても使い方がよく分からない場合があるので、物書き用途には向かないかも知れません。
広く浅くという感じですが、挿絵があるのでちょっとだけ和みます^_^;
よく見たら付録(十干十二支、ぢじ・づずの使い分け)が付いてました。
当時の私の仕業です^_^;
ケースをよく見ると、切り欠き部分があります。
ケースの左右に丸みのある切り欠きがあります。
これはケースから中身を取り出しやすくするためのものですが、オリジナルではこういった処理は施されておりません。これは購入した当時に私が切り欠いたもので、角を作らないよう処理しているところは良いとして、左右非対称なところが適当というか私らしい仕事ですw
取り出しやすさということだけ見ると良い仕事っぽく見えますが、単に書棚からケースごと取り出すのが億劫だったので、中身だけスルっと出せるようにしたというのがホントのところです^_^;
この重厚さが魅力です。
これさえあれば何でも調べられるんじゃないかと思える重厚さと厳粛なイメージが魅力です。今となっては、ネットで何でも調べられるので紙媒体の辞書等はほとんど不要となってしまいましたが、やはり実際に辞書を引いたほうが記憶に残りやすい気がするので、ぜひ子供達には活用してもらいたいと思う次第です。
決して持ち歩きたくない重厚さがたまらない!w
ただ、さすがに25年も経ってしまうと最近の造語などはほとんど載っていないか、別の意味しか載っていないので、現代語というジャンルは捨てて普通の国語辞典として使ったた方が良さそうです^_^;
最新版の第六版では、さらに2万もの収載項目が追加されているということで、より多くの情報が盛り込まれているようですが、改訂してからすでに8年経っているので、やはり現代語的な部分は微妙な感じがします。なので、現代語は「現代用語の基礎知識」や「イミダス」などに任せておくのが妥当でしょう。。。
あと、コージ苑というのもありますが、アレとは趣向が違います!
もちろん私はアレも好きですがw
これはこれで。。。w
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購入金額
6,816円
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購入日
1992年頃
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購入場所
東京都中央区付近
atsuo@tokyoさん
2016/09/29
私は何か調べる時は電子辞書に入っている広辞苑等で調べてしまいますが
奥さんはやっぱり紙が良いと今でもそちらばかり使います(^^
izappyさん
2016/09/30
普段はデジタル志向を装っている私ですが、実は根っからのアナログ派だったようですw