同社のF183D移行組です。

見た目はほどんど変わっていないのですが、その性能や心遣い度アップは確実で、大満足の星５つです。
大きな変更点としては、高度維持機能とプロペラの形状変化です。

心遣い度アップは、ガードと足にあらかじめネジが軽くねじ込まれており、組み立て時にとてもスムーズで、ネジをなくしたり、細かい作業（いうほどでもないですが・・・）にイライラしなくて済む、また、日本語マニュアルが以前よりしっかりしていることと、英語と中国語のマニュアルが省かれています。

操作面では、高度維持が追加されたことにより、ローターを回転させるボタン（エンジンスタートボタン的な）が追加されれいることと、AutoLandなどが追加されています。宙返りやリターン、出力調整機能などは健在です。

次に、性能面です。高度維持は素晴らしいの一言です。この価格で、これだけ安定していれば言うことなしです。

無風状態でテストしましたが、感心して、手放しに賛美を口にしてしまうほどでした。
ただ、逆に気になるのは高度維持による全体の機動性ダウンです。旧型機は機動性がとてもよく、爽快感があった機種だったので、高度維持を入れることにより、機動性が損なわれているのでは？と思ったのですが、いらぬ心配でした。
最大出力では、かなりスピードがでますので、コントロールが難しいのですが、高度維持があるおかげで、旧型機とちがい、高度維持の補正をほとんどしなくてすむので、単純に操作が一つ減って手軽さと同時に楽しさがアップしています。

１点難点というか、トレードオフになりますが、下降がやや苦手です。意図しない下降は別ですが、一度、勢いよく上昇すると、なかなか降りてこないです。この点だけ注意が必要かと思います。

当然ですが、軽量でボディサイズが大きいので、それなりに風の影響は受けますので、上記の下降と合わせて配慮が必要になります。

FPVは、旧型機では見ての操作はまず無理だったのですが、風の影響が少ない状況であれば、FPVのみでの操作も十分可能になっています。これも当然、高度維持機能の恩恵です。カメラの性能は基本据え置きです。この価格なので、ついているだけマシと思ったほうがいいかと思います。