富山県入善の名産 ジャンボすいか
ラグビーボールのような形状とその大きさで名産物に数えられています。
平均値で15から18キロ!
重たいものだと25キロというサイズもあるとか。
大きすぎるスイカは大味で美味しくないと聞いておりますが、 果たして?
工夫と知恵で付加価値を 農家も消費者もウィン・ウィンの関係
入善ジャンボすいかは、JAみな穗で扱われている製品をちょうだいしました。
13キロの札が付いています。 当たり前ですが、とても重たくて驚きます。
富山の清流、よい土壌のもと、100年の歴史の積み重ねが、このジャンボすいかを生んでいるのでしょう。
稲わらで編んだ「さん俵」と呼ばれる「草履」のようなものを上下に配して、やはり稲わらで編んだ
紐で美しく括られています。
この重さのスイカを片手にバスや電車で運ぶケースは稀だと思いますが、それが宅急便にせよ、自家用車にせよ、手渡し、手渡される時に、とても高い満足感、良いもの感を演出していることに間違いはありません。
夕刻までによく冷やしてから、頂戴したいのですが
大きな冷蔵庫や井戸水がない場合は、先に切り分ける必要があります。
丁寧に括られている紐を解いて、天地方向の蔕を切り落とし、安定させてから、まず真半分に切り分けます。
果肉は、自ら断層を持つかのように崩れるタイプのものではなく、昭和の薫りが漂うかのような
しっかりとした、赤い、良い香りのものでした。
切り分ける時に、この種のスイカは嬉しくなります。 種は比較的少なめだと感じました。
水分量は多く感じますが、スイカ果肉の繊維感はしっかりと感じることが出来ます。
皮は厚めで、甲虫がそのお溢れを与る時に喜びそうなモノですし、
ご趣味がおありの方なら漬物に転用したくなるかもしれません。
これまで食べたスイカの中で
「イチバン美味しかった」 とは言いません。
「食べたことの無い種類の味わい」 でもありませんでした。
昔は「大きすぎるスイカは大味だろう」と敬遠されていたかもしれません。
宅配便が普及する前「大きすぎるスイカは持ち運びに適さず、贈り物にも適さなかった」かも
しれません。
でも
流通が良くなり、JAから全国展開で販路が広がった時代になりました。
使いみちが減った稲わらを上手に利用して、「付加価値を高める事に成功した」んだと思います。
これでラグビーボール状の大きなスイカを見たことがない首都圏の富裕層に
直接スイカを届けることが可能になりました。
もう今年の出荷分は終了しているので、きちんとした情報が得られませんが、
手元にあった13キロサイズの売価は6,000円だったはず。
より大きなもので8,000円、小さなものでも4,000円。
これまで食べたスイカの中で、
「イチバン高いスイカ」であることは間違いありません。
農家さん達の弛まぬ努力と、販売業者さん達の創意工夫で、高い付加価値を創造し、
生産者も消費者もウィン・ウィンの関係が生まれているように感じました。
なかなか自分用に買える価格のスイカではありませんが、
趣味人や風流をお好みになる方へ夏の贈り物として。
入善ジャンボすいか 覚えておいて損は無いと思います。 ごちそうさまでした。
カルピスとスイカ
今はカルピスといえばカルピスウォーターが販売の主流ですが、昭和生まれの方なら、濃い茶色瓶から適量をグラスに注いで、水で割ったご経験がおありのはず。
お友達のお家でいただくカルピスの味が、家で飲んでいるものより「薄かったり濃かったり」
そんなご経験はありませんか?
アワハウスルールで、何倍希釈という不文律があったはずです。
今回大量に切り分けたスイカを、お客様へお出しすると、皮のどの部分まで食べ進めてゆかれるか?
差がありました。
既に赤い部分が無くなっている方もおられれば、カブトムシが贅沢になる〜!といいたくなるほど
残される方もおられました。
でもよく考えてみると
これはカルピスルールとは異なる、食の好みの問題かもしれません。
というのは、同じ屋根の下で暮らす我が家の次男と私では、かなり異なる残り具合です。
思うと手羽先も、お魚も、、嗜好の問題と器用不器用の問題が原因かもしれないな、、、
入善ジャンボすいかを食べながら そんなことに思いを馳せております。
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購入金額
0円
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購入日
2016年08月19日
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購入場所
いただきものです
タコシーさん
2016/08/27
初めて見ましたね この草履?というか梱包...スーパーじゃ見かけない姿です
梱包にお金が掛かっていそうです
西瓜も興味はありますが配送ですね 配送は宅配便ですか? JA経由?
落としたら大変そう...
昔は夏もゆっくり流れていて西瓜を井戸の水で冷やして
家族で食べたものでした 御塩をチョイ付けて...ガリガリ齧ったほうですね..
高校野球などラジオで聞きながら暑い夏でしたよ
浪速商業が強かった頃ですね 今は亡き親父が高校野球を良く聴いていました。
フェレンギさん
2016/08/27
ですので詳細はよく判りません。 でも正味13キロですから、そうとう重いです。
件の稲わら梱包は、相当の手練さんが行っているようで、そのまま手持ちで運ぶことが可能な強度を持っておりました。
これがあると無いとで、販売価格がずいぶん違うんだろうな と思わせてくれます。
みなさんの夏の思い出を蘇らせる触媒になるエントリーだったとしたら、とてもうれしいです。