レビューメディア「ジグソー」

北極星が導く格安ミドルハイエンドGPU演算機

 

 

 

 

 ア○ク税がなんぼのもんじゃー! というわけで、ほぼリファレンスモデルに限っては大正義の玄人志向 RD-RX480-E8GB です。現時点では米尼から輸入するよりも安いんじゃないのかという声も。私はヨドバシカメラで買ったので10%ポイント還元適用の実質33,192円(消費税、送料込)です。

 

個人的に外排気シロッコファンのリファレンスモデル大好きです。

騒音? だから何? 100%ファン回転でフル冷却に決まってるでしょ!

 

 

この通り、クーラーファンが延長されてる形で取り付けられています。

実際の基板サイズはNANOみたいに結構小さいのですね。

いずれ、NANOサイズのモデルも出るのかもしれません。

 

補助電源は6-pin x1のみの模様。やはり最初の予定通りに8-pin x1の方が安全率が高かったみたいですね。PCIe供給電力問題については下記記載。


 

DisplayPort x3, HDMI x1

 

 

 

 

 

一番やってみたかったAMD GPUでのBOINC PrimeGrid GPU演算ですが、そのままではWorkUnitも何も降ってこず動きません(注:購入直後ではそうだったが、現在はそのままでwuが降ってきます。)

 

ですが、CALモードを有効にするタグを書けばAMD GPUでもGPU演算出来るみたいです。

参考サイト1

参考サイト2

 

エクスプローラで隠しファイルやフォルダを見えるように設定してから

 

x:\ProgramData\BOINC     

(注:ProgramFilesではない)

 

の中にある

coproc_info.xml をTeraPadなどのエディタで開きます(メモ帳だと非常に編集しづらい)

<coprocs> と  <ati_opencl> の間に以下の様に

<coproc_ati> ~   </coproc_ati> のタグを追加します。

 

    <coprocs>
        <coproc_ati>
            <count>0</count>
            <name>AMD Radeon RX 480 (Ellesmere)</name>
            <available_ram>8589934592.000000</available_ram>
            <have_cal>1</have_cal>
            <have_opencl>1</have_opencl>
            <peak_flops>3646080000000.000000</peak_flops>
            <CALVersion>1.4.1848</CALVersion>
            <target>0</target>
            <localRAM>8192</localRAM>
            <uncachedRemoteRAM>0</uncachedRemoteRAM>
            <cachedRemoteRAM>0</cachedRemoteRAM>
            <engineClock>0</engineClock>
            <memoryClock>0</memoryClock>
            <wavefrontSize>0</wavefrontSize>
            <numberOfSIMD>0</numberOfSIMD>
            <doublePrecision>0</doublePrecision>
            <pitch_alignment>0</pitch_alignment>
            <surface_alignment>0</surface_alignment>
            <maxResource1DWidth>0</maxResource1DWidth>
            <maxResource2DWidth>0</maxResource2DWidth>
            <maxResource2DHeight>0</maxResource2DHeight>
            <atirt_detected/>
        </coproc_ati>
   <ati_opencl>

 

 

保存します。

 

次にcoproc_info.xml ファイルのプロパティを開いて

"読み取り専用" にチェックを入れます。

これをやらないと、せっかく編集した内容がBOINCマネージャによって元通りにさせられてタグを追加した意味が無くなります。

そしてBOINCを常駐解除してBOINCを再起動します。

 

すると

このとおり、PPS(Sieve) と Genefer のアプリとデータが自動的に降ってきてATI CALモードによるGPU演算を開始します。やったー!

 

 

各種GPU演算にかかった時間

PPS (Sieve) v1.40 (atiPPSsieve)    667.73秒 約11.12分 (GTX970並み CPU使用率を上げればもっと伸びるかも?)

 

Genefer 32768 v3.13 (atiGFN15)    75.28秒 1.254分 (GTX TITAN X並み)
Genefer 65536 v3.13 (atiGFN16)    169.55秒 2.83分 (GTX TITAN X並み)
Genefer 131072 Low v3.13 (atiGFN17LOW)    437.34秒 7.29分 (GTX TITAN XとGTX980Tiの中間)
Genefer 131072 Mega v3.13 (atiGFN17MEGA)    674.96秒 11.25分 (GTX TITANより速い)

Genefer 262144 v3.13 (atiGFN18)    1534.40秒 25.57分 (GTX780より速い)

Genefer 524288 v3.13 (atiGFN19) 6586.45秒 109.77分(R9 290Xより速い GTX970には劣る)

Genefer 1048576 v3.13 (atiGFN20) 26,451.01秒 440.85分(R9 290とほぼ同じ GTX680には劣る)

Genefer v3.13 (atiGFN(21))    79,414.86秒  1323.581分(GTX780 < RX480 < HD7950 < GTX980)

 

もっと詳しく比較したければ WUProp@home - Results

これなら手持ちのGTX570は安心してお役御免に出来そうですね!

 

 

更新: 2016/07/02

Radeon Wattman

Radeon WattMan なるクロック、電圧、ファン回転、温度を制御するソフトが

ドライバと一緒に付属する AMD Radeon Software Crimson Edition に含まれていました。

知らなかった……

AMD RADEON 設定 → ゲーム → グローバル設定 → グローバル Wattman を選択し

同意する のボタンを押せば使えるようになります。

 

これでファン回転や温度を制御出来るので助かります。5000回転くらいは回せそうです。

 

 

 

更新: 2016/07/03

PCIe供給電力問題

AMD RX480のPCIe電力問題はドライバーアップデートで対処

http://wccftech.com/amd-statement-rx-480-pcie-power/

 

少なくとも現段階でOCはやめといた方が良さそうです。

 

  • 購入金額

    36,880円

  • 購入日

    2016年06月30日

  • 購入場所

    ヨドバシカメラ

27人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (1)

  • くろがねッと☆さん

    2016/07/05

    coproc_info.xml のパラメータを正確なものに書き直しました。同じファイルの中に参考になるタグが書かれてるでやんの orz

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