このクラスでは軽いと言っても、重さは約2kg。

今まで使っていたレンズは殆どが500g以下なので4倍以上だ。

焦点距離はフルサイズ対応の150-600mmなので、APS-Cの70DやX7、M2で使うと240-960mm相当の画角になる。

わずかに1000mmに届かないが、ほぼ1000mmだ。

そう考えると、充分軽いということだ。

ズームリングの回転方向は、キヤノン純正レンズと同方向なので、違和感はない。

（ニコン、タムロンは逆方向なんだよね・・・）

価格コムなどでは、ズームリングが重いというレビューもあったが、逆にズームロックしないと、自重で伸びてしまうくらい軽く操作できる。

ズームロックは、150/180/200/250/300/400/500/600の各焦点距離の指標位置でロック可能で、両端の150と600以外の場所では、力を入れればロック解除されるので、不意のシャッターチャンスにも対応できる。

左側面には、モード切替SWがあり、AFやOS（手ぶれ補正）のモード切り替えができる。

左側面に配置されたモード切替SW（左はズームロックSW）

上から、FOCUSモード切替、フォーカスリミッタ（AF範囲）切替

OSモード切替、カスタムモード切替

上位クラスの望遠レンズにはおなじみのものだが、使い慣れないと、切り替え忘れてピントが合わないとか、焦りそうだ・・・

オプションのUSB Dockを使うと、ファームウェアアップデートやピント調整、MF切り替え設定ができる。

さらに、150-600mmではC1/C2の2つのカスタムモードを持ち、それぞれにOS（手ぶれ補正）モード、AF範囲、AFモードの切り替えが登録ができる。

SIGMA Optimization Pro

調整項目

カスタマイズは、C1/C2に保存可能

詳細は、USBDockのレビューに記載します。

OS（ダイナミックビュー）、AF（速度優先）は共通にし、AF範囲はC1を5m～∞、C2を2.8m～20mに設定した。

また、Winタブに「SIGMA Optimization Pro」を入れておいたので、必要に応じて外でもカスタマイズが可能だ。

Windowsタブレットからでも設定可能だった

レンズが重いので、三脚座に取り付けるストラップが付属している。

付属ストラップ

が、付けてしまうと邪魔になることもあるため、脱着できるように、カスタマイズした。

クイックバックルを追加して脱着可能に・・・

ストラップを首に掛けておけば、レンズを落とす心配もなく、レンズ交換が楽になる。

でも、三脚に据えてしまえばストラップ不要なので、脱着できるのは便利だ。

短めのハンドストラップも作ってみようかなぁ・・・

超望遠ズームならではの、圧縮効果や、近寄ることのできないもの。

今まで、撮ってみたいと思いながらも、手持ちのレンズでは撮れなかったものに挑戦してみた・・・

迫力あります・・・

水飛沫を上げるN500

後ろ姿しか撮れなかった・・・

鷺を600mm(35mm換算960mm相当)で・・・

こんなのも撮れます

テレマクロですね

9月は天候が良くなかったけど、雨の時にしか撮れないものもありますね。

アップしたものは、全て600mm(960mm相当)なので、他のレンズでは撮れないものばかりです。

まだほんの一部しか使えてないけど、晴天下での使用も含め、これからが楽しみなレンズだ。

現状で、充分満足のできるレンズです。

純正レンズの1/2以下の価格でありながら、より長い焦点距離で、機能的にも言うことなし。

唯一、要望といえるものは、USBDocを使わなければ変更できないモード切り替えを、何らかの形で標準機能として搭載できないものか・・・

PCから設定するのは良いとしても、レンズに直接USBケーブル繋げたら言うことないですね。