これはテキサスインスツルメンツ(バーブラウン)の2回路入りオペアンプです。低電圧(5V以下)に特化し、rail-to-rail 特性で、単電源でも使用できます。
なお、1回路版のOPA350もあります。4回路版のOPA4350は表面実装品のみがあります。
【10/4追記】表題の誤字を修正しました。
OPA2134より見通しが良い
OPA2134を5V駆動した時と比べ、透明感では優っているように聞こえます。見通しが良くなっています。
なお、他のオペアンプでは±12V電源(DC/DCコンバータ)で過渡波形を見ているところ、この品種は24Vに対応していないため、電源電圧5V、仮想GND(アクティブ、モノリシック)、カップリングコンデンサ10pF(東信工業 Jovial UTSJ 25V)での観測を行っています。その割にオフセットが出ていないのは、オシロスコープをACカップリングモードにしているからです。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
(12/30追記)15Ω負荷(セメント抵抗)時の過渡波形を以下に掲載します。プラス側半周期が発振しているようです。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
低電圧に特化した石
2回路のDIP品なのでそのまま使えます。電源は2.7V~5.5Vまでの単電源で、入出力ともrail-to-railです。CMOSデジタルICみたいな電源電圧範囲ですが、このオペアンプも本当にCMOSを使っているようです。ユニティゲイン安定で、出力電流も80mAあるので、電池駆動のポタアンに使うには最適といえるでしょう。
なお、電源電圧の絶対最大定格は7Vです。間違っても24Vをかけてはいけません。
電池駆動ならこれが定番
音質も良く、価格もMUSES8920などと同程度です。電池駆動のポタアンに使うなら、この石が定番のひとつです。
5V駆動なので無きに等しい
5V駆動のcMoy回路では、外気温29.8℃に対して31.5℃までしか上がりませんでした。OPA2134でも5V駆動では30.9℃しか出ないのでこれは電源電圧が低いことに起因するものです。
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購入金額
540円
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購入日
2016年06月09日
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購入場所
デジット
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