結婚の記念に妻から貰ったオメガもそろそろオーバーホールが必要な時期になって、銀座のショップへメンテナンスに預けました。

仕事柄時間に対する正確性はとても重要になります。

代替として引っ張り出してきたセイコーはシンプルで良いのですが、どうしてもややクラシックすぎるような印象になってしまいます。

普段から接することが多い私の顧客の方々は、一流の品をあたりまえに身につけておられます。
この業界に入るきっかけを作ってくださった方も、一流の品を身につけることは、一流の仕事をする心構えの一つだと、そのような言葉を下さいました。

この時計を購入したのは、今年の1月ですが、特になにかのメモリアルな事があったわけではありませんでした。
今年に入って世界経済も大きく変動することを予想し、大切な顧客とのリレーションを一層深めるために、思い切ってパテックフィリップをチョイスしました。

一流の時計は、それだけでコミュニケーションのツールとしての役割を果たしてくれます。

アニュアルカレンダーという機能を搭載している時計であり、2月だけ自分で日付を合わせる必要がありますが、それ以外は大の月も小の月も自動的に時計が日付を合わせてくれます。
デザイン的にもシンプルでいて、機能的なところが気に入っています。

私事ですが近々家族が増えることになり、生活の方はいわゆる安定期にさしかかってきました。
自分自身のライフステージが向上するのに伴い、家族ともしっかり相談の上、より一層仕事を頑張るためになると考えて購入しました。

私個人の嗜好としては先に書いたとおり、シンプルであることと機能的であることなのですが、それだけでは言い尽くせない「パテックフィリップ」であるというエピソードが添えられている時計であることも選択の大きな理由になりました。
時計が好きな顧客や知人に出会うと、いかにこの時計が素晴らしいのかを逆に教えられる事が多々あります。

実際に使い初めて見て数ヶ月たちますが、世界のトップレベルでお仕事をしておられるハイクラスな方々と、この時計の話でひとしきり盛り上がって歓談する、ということもよくあります。

そんなきっかけを与えてくれたこの時計と、その購入を快諾してくれた家族に感謝しながら、仕事に向かう日々を送っています。