一度もらい物のデジタル時計を使ったことがあるが、直感的に「40分後の時間」とか「55分前の時間」などを把握するには計算不要のアナログ時計の方が速い(少なくとも自分的には)。
今回実家に帰省した時にメインで使っている時計を置いてきてしまったので、かなりくたびれていたこともあり、顧客訪問時などはみすぼらしくもあったので追加で買うか、と。
今まで使っていたのはMONDAINE(モンディーン)。スイス国鉄の時計をモチーフにしたという飾り気のない視認性の良いデザインは、日常使いのチラ見で時間を誤認することが全くなく、とても気に入っていた。
基本時計は両極端が好き(=超シンプルなデザインか、クロノグラフのように多機能、もしくはスケルトンのように見て楽しいもの)なので今回も超シンプルに日付表示すらない三針のシンプルなデザインのものを。
金属ベルトの各コマの間に「挟まる」感じが好みではないので、革ベルトかラバーベルトを選ぶことが多いのだが、本体との寿命が違いすぎるので、ベルトだけ交換となることが多い。以前のMONDAINEはすでに3~4回ベルトを換えていて、普段使いのため切れた時に手近なものに換えるため純正でもなく、デザインもマッチしていなくてイマイチだった。
その非金属ベルトの弱点?に対する工夫がされていて、デザイン的にも落ち着いたものを見かけたので購入。セイコー(ALBAブランド)のソーラー腕時計。紫綬褒章受章の工業デザイナー渡辺力氏のデザインによる「Riki」シリーズ。「Riki」のラインアップにはソーラー系とクォーツ系があるようだが、これはソーラー式。文字盤には時間を表すポイントだけで、ブランド名以外の文字はなく、ややパール調の青みがかった文字盤。秒針以外の二針と12時の部分には蛍光塗料も塗ってあって暗がりで確認するのに便利(そういえば昔は結構塗ってあったタイプが多かったけれど、最近あんまりないな)。さらにベルトが革(カーフ)なのだが、通常のタイプのベルトの穴に突起を都度通すものではなくて、金属ベルトで使われているようなタイプのパチンとロックする機構。それでいて腕が触れる部分は(cybercatの腕の細さだと)全周革の部分となるので、とてもしっくりする。シンプルでしっくりくる。いつも身に着けるものとしてはこの感覚は重要。
唯一の難点としてはソーラー式のせいなのかケース本体がぶ厚く、さらにベルトの本体への接合の仕方がケースの横側に留め具があって2パーツのベルトを付ける一般的な形式ではなく、洋服のベルトのように裏側を「渡る」作り。そのため、腕からの「突起」が大きくなるのが「擦りやすい」。cybercatの手首が細く、レディースを選んでいるため径に比べて厚さが厚い感じになっているので、さらに「出っ張り感」を助長している。もう2mmほど薄ければベストだったんだけれどなー。
【仕様】
駆動方式:ソーラー
素材:ケース=ステンレススチール、風防=ガラス、バンド=カーフ
防水:日常生活防水
サイズ(ケースサイズ):径37.5mm、厚さ8.2mm
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購入金額
11,718円
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購入日
2016年03月19日
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購入場所
ビックカメラ
jakeさん
2016/04/09
アナログ式のシンプルな奴はオンオフ問わず使えるのが魅力だと思います、はい。
cybercatさん
2016/04/09
>アナログ式のシンプルな奴はオンオフ問わず使えるのが魅力だと思います、はい。
まさに。
ベルトの素材や色が特殊なもの以外は顧客訪問でも遊びでも使えるのがよいですね。