2013年作品。143分。原題 “Man of Steel”
あらすじ
故郷のクリプトン星の滅亡に際し、クリプトンの未来を託されて地球へ送り込まれた男の赤ん坊カル・エル。人間に拾われた彼は成長していくうちに、自分には他の人とは違う能力があることに気づくのだった。そして彼が成人したのち、地球に危機が訪れる…
その昔からラジオ、テレビ、映画と何度も作品化・映像化され、誰もが知っているであろうスーパーマン。
その最新リブート作がこちらになります。
そしてその続きみたいなのが、2016年3月に公開されたばかりの「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」となるわけですね。
「続き『みたいの』」という表現をしたのは、私がまだ未観なためです。
記憶にあるところでは、1970年代後半から4作にわたってクリストファー・リーヴ主演で製作されたシリーズがありますが、本作はまたスーパーマンの誕生から描いていくため、完全なリブート作ですね。
とはいえ、原作も同じわけですから、基本設定は同じようなものがありますし、上記のスーパーマンシリーズを思い起こさせるキャラクターたちも出てまいります。
なんか、そのシリーズの1作目と2作目を足した感じ…というか、その辺の設定を組み替えてる感じです。
ちなみに2006年になって製作された「スーパーマン リターンズ」は、何故かリーヴ・シリーズの2作目の後から始まるという鬼っ子的な内容でしたねぇ。
本作の設定に関する一番の大きな違いとしては、通常だと成人したクラーク・ケントは既にデイリー・プラネットという新聞社に勤めており、誰も知らないけど実はスーパーマンであるという設定で、同僚かつ映画のヒロインでもあるロイス・レインもその正体を知らないというものですが、本作においてはまだデイリー・プラネットには勤めておらず、なおかつロイス・レインにクラーク・ケント=スーパーマンであることを知られてしまっているという点が挙げられます。
ビックリしましたが、これくらい予想を裏切らないと、現代のリブートとしては辛いものがあるかも知れません。
内容や映像については、今までの常識(固定観念・思い込み)を覆すような、SF大作・CGアクション大作となっております。
スーパーマンの出てくるSF大作として認識したほうが良さそうです。
CGの出来もなかなかによく、CGと分かっていながら「…よくここまでの映像を作り上げられるようになったなぁ…」という感慨を感じさせられました。
強烈な印象を残す、原作の原色バリバリ赤と青のコスチュームも、そんな現代CG大作にはそぐわない感が否めませんが、そこは色調をうまい具合に変更してあり、「よくよく考えてみたらこのコスチュームって色使いがおかしいんじゃ…」と変に思わせるようなこともありませんでした。
全体的な画調に融和していました。
SF映画好きには普通にお勧めできる作品です。
出演は、TV「THE TUDORS ~背徳の王冠~」のヘンリー・カヴィル、「ビッグ・アイズ」「ナイトミュージアム2」のエイミー・アダムス、「アンタッチャブル」「フィールド・オブ・ドリームス」のケヴィン・コスナー、「ストリート・オブ・ファイヤー」のダイアン・レイン、「マトリックス」のローレンス・フィッシュバーン、「グラディエーター」「ビューティフル・マインド」のラッセル・クロウ、「ラッキー・ナンバー」「ドクター・ドリトル」などのリチャード・シフ、「シン・シティ 復讐の女神」やTV「LAW & ORDER」のクリストファー・メローニなどです。
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購入金額
2,571円
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購入日
2016年04月01日
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購入場所
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