レビューメディア「ジグソー」

今後のレビューに役立つか??

最近小さい文字が見えづらくてのぅ...
お義父さん、そんなときにはコレ!
小さなものでも拡大できる「マイクロスコープ」!

...みたいな?

以前からM/Bの使用チップの名称を調べるときなどは、直接読むことはできないことが多いので(字の大きさ的に+顔を近づけることがしづらい構造だったり..)、デジカメで撮ってそれをPC上で見て調べたりしていたが、マクロに強いRICOHのCX6

であってさえも、コンデジとしてサイズが特に小さいわけではないので、M/Bの構造が入りくんでいて寄り切れなかったりして結局わからなかったものもあった。

胃カメラみたいな形の拡大専用カメラがあれば便利だなー...と思いつつもそういうヤツは1万以上するのでそこまでするのも...と言うことで手を出してなかった。

...が。ときどき流通在庫品などがびっくり価格で出る購入店で、市価の半額で出て、なおかつ、自分がそこのポイントを結構持っていたので、実際に支払う額が2000円以内で済む...となると俄然興味が湧いて買ってみた。

あやしい目の付け所が鋭く普通どこも取り扱わないようなニッチな商品を積極的に紹介する「サンコーレアモノショップ」の輸入した「USB極細なんでもマイクロスコープ」。元はたぶんSupereyesという中国のマイクロスコープ/マクロカメラメーカーのB003というもの...というかそのサブセット版??

箱には各種アダプターの絵が掲載されているのだが...
箱には各種アダプターの絵が掲載されているのだが...
箱を開けると「付属品不足か?」と思えるほど様々な「穴」がある。
箱を開けると「付属品不足か?」と思えるほどアダプターが入るべき「穴」がある。

箱にはサンコーの「USB極細なんでもマイクロスコ―プ」という商品ラベルがあるほかは、「いろんなものが拡大できますよ」とばかりに耳の穴や頭皮、芝生の中などを覗いている写真が多数...なのだが、実はその時使われているアダプターは同梱されない。中には日本語マニュアルと本体、ミニ三脚とソフトインストール用のCD..と言う感じ(この日本語のマニュアルにも内容物は本体+三脚+CDとされている)。

説明書にもこれだけで全部、と書いてある。
説明書にもこれだけで全部、と書いてある。

おまけに三脚が絵にあるものと著しく形状が異なるw

なんかカナリチガウ....
なんかカナリチガウ....

この時点で胡散臭さドキドキ感いっぱいの品。

外箱に「Plug and play」と大書しているわりには、「はじめに、ソフトのインストールを行ってください。インストール前に本製品をPCに接続しないでください。」と説明書に書かれているので、まず付属CDからソフトをインストールする。

そうすると「Supereyes 3.53」というソフトがインストールされる。これで設定(明るさやコントラストなどの画質設定や書き出し形式、保存フォルダの場所など)と撮影、簡単な加工ができる(付属のスケールを使うことで長さの計測もできるようだ)。でもこれhelpに何の記載もなく、直感的に使うのはチョイ難しい(インストールCDに英語と中国語のマニュアルがある)。

一応日本語化はできるものの、ほとんど説明がなく直感的に使うのは難しい...
一応日本語化はできるものの、ほとんど説明がなく直感的に使うのは難しい...

その後本体を繋ぐと認識後画像が見えるようになる。ソフト左上の「撮影」ボタンを押せばその時映っている画像が取り込まれる。


・この時「オートフォーカスではない」ので注意が必要。
 ⇒フォーカスは本体のおしりの筒を回転させて合わせる

軸のおしりに付いている筒を回してピント調整
軸のおしりに付いている筒を回してピント調整

・先端にはLEDライトが付いており、暗くなりがちなマクロ撮影では便利
 ⇒USBケーブルの中間には調光用のダイヤルが付いている。

USBケーブルの中間に調光用のコントローラーあり。
USBケーブルの中間に調光用のコントローラーあり。

...が、かなりの高倍率となっている状態で本体に付いているダイヤルを回すと本体がmm単位だがぶれる⇒ピントがずれる⇒もう一度ダイヤルを回す⇒三脚もチャチな簡易三脚なので動く⇒ピントがずれる⇒...という無限ループに入りがち

...LEDの調光がほぼできないに等しい。せっかくのダイヤル調整もON/OFFスイッチ並みの急峻な変化で「中間光」というのがほぼなく、無光じゃキビシイが点けると明るすぎる...ということが結構発生する。

という感じではある意味サンコーキワレアモノショップが扱うに適した品。

ピントの件は、むしろ固定ピントで写したいものをレンズの前で前後させてピントを探った方がよいくらい。ただ、この時PC上の絵と自分が持っている接写対象物の動き方が感性と異なるので、ピントを合わせた状態でど真ん中に被写体を持ってくるのが難儀。

こんな感じで使う(スケールはちょっと違う使い方もある)
こんな感じで使う(スケールはちょっと違う使い方もある)
先には2灯のLEDが仕込まれている。
先には2灯のLEDが仕込まれている。

ただ、さすがマクロスコープ。ピンがくると今まで読めなかったものが明確に判る。

半透明のシリコンCIEMのBAユニットがKnowlesのSWFK-31736-000であることが判明
半透明のシリコンCIEMのBAユニットがKnowlesのSWFK-31736-000であることが判明

元値(1万中盤)だとキワモノ、売価(7千円)ならレアモノ、支払額(2千円)なら見っけモノ、かな。

【仕様】
本体寸法:Φ8×h123mm
本体重量:40g
USBケーブル長さ:約1m23cm
フレームレート:30フレーム/秒
写真:640×480、3254×2488ピクセル
保証:1年間

(終売品なのでいつまであるかワカランが)サンコー商品紹介ページ

更新: 2016/03/28
怪しさ

取りあえず箱に描かれている部品が入っていないのが「正」

さらに言えば外装に貼られているサンコーの日本語商品ラベルも二重貼りで、下には「MLTSCOP5」という違う品番が透けて見える。

更新: 2016/03/27
コストパフォーマンス

支払額なら文句なし

5000円分ポイント使ったので、支出は2000円弱(送料込み)。これならこの商品の醸し出すゾクゾクワクワク感含め、全然あり。

更新: 2016/03/28
実用性

ちょっとピントと光量の調整がしづらい

ピント合わせリングはデザインがこなれていないし、光量合わせダイヤルは可変抵抗のカーブが急峻すぎてほぼON/OFFスイッチ。ただ、上手くピントが合えばどのカメラより「寄れる」。

  • 購入金額

    6,912円

  • 購入日

    2016年03月16日

  • 購入場所

    Just MyShop

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