2014年作品。92分。原題 “Dracule Untold”


あらすじ
時は15世紀。少年の頃にオスマントルコ軍に連れ去られ、兵士として育てられたトランシルバニアの王子ヴラド。成長した彼はやがて祖国へ戻り、父の跡を継いでその地を治めていた。しかしあるきっかけから、オスマントルコ軍に攻め込まれることとなる。勝ち目のない戦争を目の前にして、彼は山の洞窟に潜む魔物の元へとおもむくのだった…


何の説明も必要ないくらいに有名な、ドラキュラ伝説を基にした作品です。

ドラキュラ伯爵を単なる怪物として描くのではなく、「いかにしてヴラドという王室の人間がドラキュラというものになったのか」を悲劇的に描いています。

ドラキュラものな上に中世のヨーロッパが舞台ですので、暗い基調で構成されており、その辺も悲劇的な内容に沿っているかと思います。

でもそれほど心に引っ掛かるものもなく、「それなりに面白いけど繰り返し見たくなるようなものではない」感じでした。
「続編作る気満々！！」な作りでしたが、それも現実的(興行的)にどうだか個人的には疑わしいところです。

出演は、「三銃士　王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船」「ホビット　竜に奪われた王国」などのルーク・エヴァンス……くらいかなぁ、有名なのは。(^_^;)
その他に見覚えのあるのは「キャプテン・アメリカ　ザ・ファースト・アベンジャー」「リンカーン　秘密の書」のドミニク・クーパーくらいでした。

2016年2月鑑賞