チューブを少し押して、細いノズルから軟膏（ジェル）を出しますが、その量はゴマ一粒分程度。0.02g。

それを鼻の頭や唇の上部分に薄く塗り広げるだけです。

お化粧の上から塗っても、メイクを崩さないそうですし、もちろん塗っていることは判りません。

但し鼻をかんだり、濡らしたりすると薬剤が落ちますので、その度に塗る必要があると思います。

姉妹品にメントール成分が配合されている商品がありますが、通常品は特に気になる匂いはありません。

通常品にしても、現在販売されている商品と私のレビュー品は意匠が異なるようです。

2年前に戴いてから、引き出しの中に置いており、花粉の飛散が室内に影響を及ぼしそうな時期だけ使っているので、まだ残っている状態です。

（取説にも基本的に室内用とありました。　花粉が飛散している屋外ではマスクを使われるのが基本としているようです）

ただメガネをしている人間にとって、マスクは曇りの原因となるので、できれば掛けたくないのが人情です。　　室内専用だとしても需要がありそうです。

花粉が飛散している時期の前後にはクラリチンという内服薬を愛用してます。

この効果は我が家では無くてはならないモノとして認知されています。

鼻水が酷い時には鼻炎フィルムを使います。

この鼻炎フィルムは、鼻水を止めるだけでなく、酷く喉が乾くんです。　鼻腔・口腔内付近の水分を遠ざける実感が強く、常習したい製品ではありませんが、確かな効果を感じてます。

対して、このクリスタルヴェールαは？

良くわからないんです。

同時にクラリチンを服用していますし、クリスタルヴェールだけを塗って北山杉の山中に出かけることもありませんし、、、。

そもそも水溶性陽電荷帯電ポリマーって？

簡単に調べてみると、

飛散している花粉は、帯電しているんだそうです。

それに注目した研究者は、水溶性陽電荷帯電ポリマーを鼻腔周りに塗布することによって、体内に侵入する前に、止めようと考えたんですね。

実際にイオンって分かりづらいです。

20年以上前に音響メーカーのTEACが、スタジオ内で静音に寄与するとしてイオン式空気清浄機を発売してます。　その後公取委に効果が認められないと判定され、撤退しています。

当時他のメーカーさんもイオン式空気清浄機を沢山販売しており、我が家には松下電工の製品と第三メーカー品の製品が未だ稼働しております。

松下電工製

これはアルミホイルを利用する仕組み。　放電部と集塵部に別れる仕組みで、強制循環ファン内蔵。

TEACに倣って、キッチンペーパーに集塵する方式

静音と省電力が魅力

3ヶ月後の様子　

このように実際に集塵しております。　公取委の判断は、それぞれの機械は部屋の中に漂う花粉やアレルゲンを帯電させる事が出来ないことを持ってくだされたモノだと覚えています。

確かに、この空気清浄機の真下でタバコをくゆらせても、その煙の殆どは自らが持つ熱の力で上昇してしまいます。　下部に備わる放電部で帯電したと思われる一部だけが集塵部に吸着されるようです。

思い出せば、ブラウン管テレビの画面はひと月を待たずに埃を吸着してました。　雑巾が真っ黒に。

あちらは静電気の力だと思いますが、プラスとマイナスがあるなら、そいつらは確実に呼び合うんですね。

こちらのイオン効果もまだ未知数です。

水フィルターと銀イオン水質保持器の効果は確かなようですが、イオン効果は判断しかねています。

排水受け皿に銅イオンを期待すべく10円玉をいれておき、そこに熱湯を注ぐと、驚くほどぬめりが無くなります。　イオン効果って難しい。

花粉が帯電しているなら、きっと水溶性陽電荷帯電ポリマーの力を持つクリスタルヴェールは、花粉を吸着してくれているんでしょう。　きっと。

もちろん体質自体に働きかける薬剤では無いので、過度の期待は禁物だと思います。

今年は花粉の飛散量が多いそうです。

私のように室内で働く環境下で、外から人の出入りを多く迎える方には効果があるやもしれません。

私自身に実感が無いので、諸手を挙げての推薦とは参りませんが、ご存知のない方にお知らせしようと思い書きました。