2014年作品。91分。原題 “Kill Me Three Times”



あらすじ
オーストラリアのとある小さな町へと仕事でやってきた便利屋チャーリー。便利屋とは言い上、汚い裏の仕事にも手を染める彼だったが、このへんぴな街で彼は予想もしなかったドロドロの事情に首を突っ込むのだった…


アメリカとオーストラリアの合作で作られた、「クライム・ブラック・コメディ」とでも呼びたい作品です。
登場人物がいろいろと絡み合っていくのですが、あまり書くとネタバレになってしまうので自粛します。

冒頭から多少時間軸が前後して話が進んでいくので、始めは話が分かりにくいかもしれませんが、少し経つと複雑な人物関係がだんだんわかっていく仕組みです。

ハードボイルドで暗い話に使用と思えばできそうなストーリーラインですが、そこにブラックなコメディセンスと洒落た音楽で味付けをして、人間関係はドロドロでありながら、あっさりした味の作品に仕上がっています。

サイモン・ペッグがチャーリー役を演じているのも大きいですね。
基本はオーストラリアの人たちの出演ですので、役者陣にあまりなじみのある人は少ないでしょうが、その反面日本で本作品に手を出すような人はサイモン・ペッグ目当てだと思われますので、そういう観客層の期待は裏切らないと思います。

という訳で、サイモン・ペッグの出ているような作品がお好きな方は見て損はないでしょう。

出演は「ホットファズ　俺たちスーパーポリスメン！」「ミッション：インポッシブル　ローグ・ネイション」などのサイモン・ペッグ、「エリジウム」「アイ・アム・レジェンド」などのアリシー・ブラガ、「魔法使いの弟子」「アイ・アム・ナンバー４」などのテリーサ・パーマー、「F/X　引き裂かれたトリック」「ポリー my love」などのブライアン・ブラウンなどです。


2016年2月鑑賞