先立って紹介したForte Impact Bassを購入した際の『もう一つのイヤホン』が、このForte Classic Bassである。
本木のみが有する独特の質感
素材はサペリウッド。ケーブルは布巻きである。
ベースはアルミニウム製で、ハウジングのみ木製の様だが(残念ながら分解してはいないので確証はない)明らかに音の傾向がアルミハウジングのモデルと異なるので面白い。
先立って紹介したForte Impactがフルアルミニウムであるにもかかわらず、イヤホン部以外の材質が全て樹脂であったのとは違いジャック、マイク部もサペリウッドが奢られており、材質感は非常に良い。
これは、値段を考えると仕方ないか
ニスの塗り斑、微妙なチリの違い、布巻きケーブルのほつれやすさなど、気になる点がいくつかある。サペリウッドは小さな穴があるイメージだが、このイヤホンでもそれっぽい荒さが、特にハウジングのFマーク(おそらくForteのF)のある面に見受けられる。
材質感が良いだけに若干残念な所と言わざるを得ない。
驚くべきCP
定価69.99USD、公式サイト特価で59.99USD=おおよそ7,000円と言ったところか。
http://cyberdrive.audio/products/forte-classic
正直、木を加工して、アルミ製のユニットを組み込んで、パッケージングして、輸送して云々と考えると、相当効率よく作ってるなぁと思わされる。
特に今回は5,000円でイヤホン二本+USBDACだったわけだが、万が一にもこの値段で一般的に市場に出てきたら大変な事になるなというのが正直な所。
(もちろん、プロモーション価格なのでこの価格でずっと行くとは思えない
しかし、同社のクラウドファンディング
https://www.indiegogo.com/projects/seiun-players-hi-res-audio-meets-4k-video#/
では他の製品への出資者に限りではあるが、同じ定価69.99USDのイヤホンを個数無制限で15USDで頒布していることを考えると、実際に2,980円レベルでの販売は可能なのではないかと考えられる)
BASSシリーズのため、やはり低域が重い
重い=良いではなく、若干モタる感じがあり、特に圧縮音源では高音域が突き刺さるほどに耳障りになる傾向がある。
ある意味で、非常に正確に音を耳元で鳴らすイヤホンらしく、DACの差もかなり歴然と聞き取れるのだが、その中で、同メーカーのUSB-DAC『Clarity Feather』との相性が悪く、かなり上の音域が耳障りかつ低音域が無駄に重い。
もちろん、ソフトウェア的なイコライジングで好みの音質にすることは可能ではあるが、原則としてその組み合わせて「使わない」ことで対処方法としている。
解像感は良く、Forte Impactに較べると聴き疲れしにくいため、BGMをスピーカーで出せない場合に既に最もよく使うイヤホンになっている。
一本、あって全然良い。
我が家に届いてから、約一ヶ月で相当の時間使用していることを考えるに、結論から言えば、相当に気に入っているのは間違いない。
上で細かいつくりが微妙だとか、DACとの相性がどうだとも書いたが、気楽に使えると言う意味で極めて貴重なイヤホン。
また、タッチノイズがForte Impactと比較して極めて少ないのも常用している理由。
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購入金額
0円
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購入日
2015年12月20日
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購入場所
ポタフェス2015
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