今回はあくまでポータブルWi-Fiストレージとして買いましたので、その部分に絞って記載します。

Wi-Fiストレージとして利用する場合には、本機を無線APとしてデバイス側から接続します。PC等で利用する場合には、本機のIPアドレスをブラウザー上から打ち込んで参照することで、本機の内容を参照することが出来ますし、Samba互換のファイル共有もありますので特に不都合なく利用出来るでしょう。

AndroidまたはiOSから利用する場合には、それぞれのOSに対応した専用アプリケーションを利用します。iOSであればAppStore、AndroidであればPlayストアからそれぞれ入手可能です。今回はAndroidの例を掲載しておきます。なお、利用デバイスはこちらです。

アプリケーションを立ち上げると、まずはこの状態となります。本機の内容を参照する場合には、「StationDrive(http://192.168.222.254)」をタップします。

PCから転送しておいたmp3ファイルを参照してみました。この状態から読み込んで、Androidデバイス上で再生することが出来ます。

もちろんメディアファイル以外も利用は出来ますので、PDFやOfficeドキュメントなどの参照にも使えます。

無線APとしては、本機はIEE802.11b/g/n（2.4GHz帯シングルストリーム）ですので、最大速度150Mbpsという最低限の仕様となります。

あくまで出先などで簡易的に使うことを想定しているのでしょうが、その場合には添付の変換ケーブルをセットで持ち歩いておく必要があるわけで、実用性には少々疑問が残る点もあります。

Wi-Fiストレージ以外の機能は緊急用という側面が強い製品ではありますが、それでも同容量のUSBメモリー相当の安さは大きな魅力です。価格を考えれば十分納得できるだけの内容を持つ製品です。