昨日(2016年1月15日)、パシフィコ横浜国立大ホールで開催された、シカゴの横浜公演で販売された公式プログラムです。他の開催地(大阪、愛知、仙台)でも同様のものが売られていると聞いています。
価格は前回のツアーと同様の2,500円でしたが、内容は少し薄くなっているかも知れません。
ちなみに私は購入時にごく普通に販売列に並んだのですが、公演開始前や休憩時間にはスタッフが野球場の売り子のようなノリで直接客席に売りに来ていました。思ったほど買う人が多くなかったのかも知れません。
量は少ないながら内容には一読の価値がある
中身をみせてしまってはさすがにまずいので、概要だけ記しておきます。
基本的にはシカゴ自身やメンバー(主要な元メンバー含む)の年表やディスコグラフィーが中心となった構成です、年表は例によってシカゴ関連の解説ではお馴染みで、メンバーとの個人的親交も厚い伊藤秀世氏が執筆されていて、簡潔ながらかなり詳細なものとなっています。
そしてそれ以外の部分はメンバーによる質問への回答集となっています。まずこれまでの歴史を振り返る内容をオリジナルメンバーの
・Robert Lamm
・James Pankow
・Lee Loughnane
・Walter Parazaider
の4人が語っているものがパート1、設定された設問に現在の全メンバーが回答しているのがパート2となっています。
パート2の方の設問には、次回のアメリカ大統領選挙についての所感を尋ねているものもあるのですが、殆どのメンバーがこの質問にかなりはっきりとした姿勢で答えているのが興味深いところです。
80年代以降のシカゴ(「素直になれなくて」発表後)しか知らない方もいらっしゃるかも知れませんが、初期の彼らは反体制の旗手と目されていたほどの政治色の濃いバンドでした。最新アルバムの「Chicago XXXVI "Now"」でも何曲か政治的主張が込められた楽曲が収録されていて、彼らの現状に対する問題意識をはっきりと感じ取ることが出来ますが、こういった問いかけに対してはっきりと自らの立ち位置を語る辺りは、日本のミュージシャンにはあまり見られない姿勢であり、お国柄の違いなのかと思わされます。
前回と比べても少し割高感を感じる部分はありますが、何より記念品ですし、上記のような普段目にしない部分垣間見ることが出来るという意味からも、やはりファン必携というべきアイテムなのでしょう。
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購入金額
2,500円
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購入日
2016年01月15日
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購入場所
パシフィコ横浜
baelさん
2016/01/16
jive9821さん
2016/01/16
私の場合はそもそもリアルタイム世代ではなかったりします。
「素直になれなくて」まではリアルタイムで聴いておらず、「シカゴ17」からの曲を最新シングルとして初めて聴いた時点で小学生の低学年でしたので…。
年長のファンの方々の熱気を見ていると、その時代を体験してみたかったという気分になります。