モデナ近郊の農園「カ’ベルティ」で、バンデッリファミリーが1860年から5代にわたり丁寧にワインを醸造しています。

30haの農地に葡萄とさくらんぼを主体に農作しているバンデッリファミリー。

ワインの風味にさくらんぼの香りが感じられるのはそのせいでしょう。

この微発泡ワインの濃い赤は、フェラーリの赤。

エンツォは、このワインをクリスマスプレゼントとして、どんなに忙しい時でも贈ったそうです。

私も　そのお零れを頂戴したと思えば　天にも登る気持ちです。

ランブルスコとは、エミリア・ロマーニャ州を主な産地とする、 伝統的な天然微発泡のワインの事。

食の王国イタリアのハム・ソーセージ・チーズに合う微発泡ワインは、口腔内に残る脂分をさっぱりと流してくれます。

色から想像するよりさっぱりしていて、フランスのシャンパンよりも、ほんのすこし甘いかもしれません。

濃厚な肉料理やアクアパッツァより、彩り豊かな前菜と合わせて楽しみたいワインです。

口当たりも風味も良いのですが、フルボトルを開けきれない場合は、どうしましょう。

ワインならコルク栓を再利用できますが、シャンパンや微発泡ワインの場合はコルクが使えません。

できれば専用の治具を利用したいですね。

これなら次の日も微発泡を楽しめます。

新しく手に入れたシャンパンフレッシュで炭酸が抜けることを防げると安心していたのですが、あっという間にほとんど無くなってしまいます。　涙を飲んで上の写真でストップ。

酸味も苦味も渋みも伴いながら、多くの人が「飲みやすい」「美味しい」と感じる良いランブルスコ。

流石エンッオ御大が選んだワインだと感じ入った次第でございます。

因みに栓の力は偉大でした。