サイズから発売されていた、超低背のCPUクーラーに”AM1クリップ”を追加したモデル。
社外クーラーが事実上二つしか発売されていないAM1に、また一つ社外クーラーが増えたということで買ってみた。
低背であることが売りの製品ということで、全高はわずか34ミリ。
ヒートパイプ数は二本と最低限だが、ヒートシンクが薄くて小さいので、これ以上ヒートパイプがあってもたぶん意味ない。
ファンがヒートシンクと受熱部の間に入るという、非常に面白い構造をしている。
本製品の先代にあたる「小槌」から引き継いだ構造。
受熱部は2mm超と厚みがある。
AMD用とIntel用クリップ。
これはRev.Aの頃に付いていたものと同じ。
こちらが、Rev.Bから付属するAM1専用クリップ。
左の袋はグリス。
装着状態はこんな感じ。出来ればヒートパイプを横向きに搭載したいところなのだが、MSI AM1-Iだと、どっちに向けてもメモリに干渉してしまうので、縦向きに装着した。
高さは低いことが売りの本製品だが、そのせいでヒートシンクがメモリに干渉しやすい問題がある。
AM-1用としては、過剰性能。背が低い割にはよく冷える。
本製品は元々、TDP65W前後のCPU冷却を目的に開発された製品。
故に、TDP25WのAthlon5350の冷却用として利用した場合、性能としては完全に過剰となる。
今回、純正クーラーから本製品に入れ替えた結果、OCCT実行時の最高温度が47℃から23℃まで落ちるという、ほぼ室温と変わらないところまで下げ切るという結果となった。
要は、AM1用として使うには完全に過剰性能であり、純正でも十分以上に冷えるAM1においてクーラーの交換は「過剰性能になるだけ」という定説を強化するだけとなる。
ぶっちゃけると「完全に予想通り」だったのだが、何故に解っててやったかといえば、これはもう完全に自己満足でしかない。(あと、連続稼働でホコリ溜まりやすいのが嫌だったってのもある)
そもそも、クーラーのお値段がCPU本体と千円程度しか差がないので、これを使っちゃうと「AM1でコスト低減」どころじゃなくなる。
AM1用としてなら性能は過剰なほどに高いが、殆ど無意味。
そらAM1クーラーが、日本以外じゃ殆ど売ってないのも頷ける結果なんだけども、それでも自己満足を満たすという点において、この結果は中々に満たされるから個人的には大いにアリである。
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購入金額
4,180円
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購入日
2015年12月19日
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購入場所
ふっけんさん
2015/12/23
リテールクーラーのピンがバカになってきました(^^;
AMDもSocket370あたりののクーラーを流用できるソケットにして欲しかったなぁ・・・
Vossさん
2015/12/23
これ、サイズの製品群でも比較的高額な部類な上に、AM1だと過剰性能なので「AM1にそこまでカネかけてどうすんだ」的な意味で、ほかの人に全くお勧めできないんですよね。
自己満足度は高いんですけども。サーマルテイクのアレよか断然冷えますし。
カーリーさん
2015/12/24
カーリーさん
2015/12/24
Vossさん
2015/12/24
AM1用クーラーとしては確かに最強の存在ですが、AM1がそもそも「そこまでして冷やしてどうすんだ」的な発熱量のCPUなので、完全に自己満足で終わると断言出来ます。
ただ、サイズにはこのAM1クリップだけ別売してほしいです。
たぶんこれ、小槌とかにも使えますんで・・・・。