１０年ほど前まではGilletteの３枚刃を愛用していました。

Shickには、４枚刃の商品も存在しましたが、現在は両社とも５枚刃が主流だと思います。

３枚刃でも５枚刃でも、深剃り性能は大きく変わらないと言われていますが、

剃り心地という面では大きな差があると思います。

理由は簡単に説明できます。

肌に接触する面積が大きくなるため、当たりが柔らかく感じるんです。

特に最新型のフレックスボールシステムを搭載しているこの製品は、上下方向だけでなく

左右方向にも自在に位置を変えながら、常に肌に対して広い接触する面積を確保してくれます。

もちろん精密に等間隔配置された薄い刃の間は「抜けている」ので、シェービングフォームやヒゲくずが詰まる心配がありません。

顔中ヒゲになる方でも、どんどん剃れると思います。

プログライドシリーズを愛用されている方でも、案外ご存じない場合があるようですが、

裏面に備わる「１枚刃・ピンポイントトリマー」が使えるヤツなんです。

額の生え際・瞼の上あたり・もみあげ　など、きちんと整えたい部分の処理には５枚刃等の

面積が広いT字型髭剃りは向きません。

裏面に備わる１枚刃が、その役を買って出ます。

これを使う時には、ヘッドは完全に固定されるように工夫されているので、うっかり剃りすぎるなんていうことは起こりづらいと思います。

フレックスボールシステムは、その存在を意識せずに使えます。

でも、顎の下や下顎の角度が強い部分等を処理する時の「繰り返し剃る」回数が減るように思えました。

フレックスボールは無音で動作します。

左右方向への自由度に対してデフォルト位置に戻す構造は、細いピアノ線状の部品が受け持ちますが、他の部品に比べると脆弱な印象を受けています。

２〜３年で切れてしまうようなことがないでしょうが、製造品質管理部署が、買い替え時タイマーを組み込んでいる可能性ありです。

可動式ヘッドは、ホルダー側から伸びる突起でデフォルト位置に戻る仕組みなんですが、この突起部品の作動音（カチカチ）は、旧型より大きく感じます。

剃っている間、ずっとカチカチという音を意識するようになりました。

５枚刃のプログライドシリーズであれば、それが乾電池を利用した音波振動を利用するパワーシリーズであっても、新旧製品で替刃は完全に互換性を持たせてくれています。

これは嬉しいですね。

写真は入れ替えた状態。　完全に固定されており、フレックスシステムもきちんと可動します。

手元に旧型Gilletteプログライドと、Schickハイドロ５があるのですが、使い心地は断然Gillette。

Schickは青と白のクールなデザインが格好良いのですが、私の周りでもGilletteの愛用者が多いです。

現状のシェアはSchickがトップと聞きましたが、Gilletteの猛追が激しさを増しているそうです。

事実ウチにあるSchickは、試供品としていただいたものでして、その競争の激しさを物語っているようです。

（３枚刃時代のSchickは、刃の間に溜まるフォームやヒゲくずをプッシュボタンで押し出す構造のものが存在しており、特にヒゲの濃いユーザーの不興を買ったと聞いたことがあります）

ブリスターパックに替刃２枚付きと書かれていても、製品名の基本は「ホルダー」ということで

そのホルダーに装着されている刃が、替刃にウチの一つにカウントされます。

だから、替刃入れに入っている替刃はひとつだけ。　全部で２枚。

書いていて分かりづらいので、お読みになる方も分かりづらいと思いますが、

替刃２枚付きとかかれていれば、全部で３つの替刃が入っていると思う方が多いと思うという話です。　

これはGilletteもSchickも同じようですね。

でも、ホルダーだけ買う人なんて居ないので、この表記システムは改善を願いたいです。

もう慣れたけど。

お正月で帰省している長男が、同じGilletteのパワーホルダーを持っていました。

試しましたが、僅かな価格差ですが、それ以上の性能差を感じました。

よりオススメはこちらでした。