エルゴグリップと称する持ち手は握りやすく、そのまま軽く捻るとヘッドの角度が自由に操れます。　広い範囲をまっすぐ掃除したい時には却ってグラグラするきらいは否めませんが、ご家庭での使用を考えると福音だと思います。

排気は後方だけでなく大きな両輪に開けられた小さな孔からも放出される構造ですので、周りの埃を不必要に巻き上げる心配が少ないです。

すき間ノズルは、本体ホースに嵌めこんでおけますので、紛失の心配が減ります。

ホースの伸縮は昔ながらの回転ネジを利用するもの。

ホースの取り付け支持部分は回転しますので、使用中に捻れてしまい使いづらくなる心配がありません。

陰圧を利用したタービンブラシは、低価格モデルとして立派な装備です。

水洗い可能。　あまり実感は得られませんが、ノズル上部にも吸い込みスリットがあり、周りに巻き上げた埃を集塵しているようです。

使用中に電話などで手を止める時には、ノズル付近の爪を本体に差し込む事で自立できます。

小さな親切ですが、収納時には使えません。　なぜなら床専有面積が小さくなる縦置き時には使えないからです。　もう一工夫欲しかったね。

出力切り替えは弱〜中〜強の三段階です。　もちろん手元でコントロールできるのですが、この電子SWが曲者でした。　

というのは、、

というのは、、、　の続き。

単身世帯や夫婦世帯のお掃除なら問題無いのでしょうが、ビリヤード店での清掃には荷が重いようです。

電子切り替えSWで制御するモーター出力ですが、強運転のまま使用していると、保護機能が働くのか中モードにダウンしてしまいます。

決して止まってしまうことは無いのですが、モーターに備わる熱センサーの類が司令しているのだと想像してます。

本体には紙パックの換え時を知らせるLEDの備えはありません。

念のため、満タンになっていないかを確かめても大丈夫。　パックのせいではありません。

試しに、喫茶店の方で愛用している5年落ちの日立製CV-520H：おそらく同社製最廉価モデルと交換して試すことにしました。

上に書いているようにビリヤード店ではタービンブラシノズルが必須なので、その部分はスワッピングして使います。（ほんのすこしだけパイプ経もしくは形状が違うようで、空気漏れはありませんが、ちょっとだけ抜けやすくなってしまいました）

喫茶店の広さを１０とすると、ビリヤード店は３０程度の違いがあります。

同じように毎日お掃除するのですが、喫茶店で使う限り、パワーの落ち込みはありませんでした。

これでは、メーカーにクレームを入れても「通常の使用状況では問題ありません」という返事が帰ってくるだろうと思い、新しい掃除機を買うことになりました。　とほほ。

この東芝製掃除機は、ウチで使います。

買い換えた掃除機は日立製でタービンブラシ付きのモノを選びました。

日立製ならパワーの落ち込みはなく、快調に働いてくれてます。

細かいところでは東芝機も良い所があるんですが、、、肝心のモーターで差がつきました。

紙パックの交換時には、ロックを外してホース部を取り外す必要があります。

純正紙パックにはゴム製パッキンが仕込まれており、その部分にホースが刺さる仕組みです。

これにより、いい加減な紙パックの装着が無くなり、筐体内に漏れた粉塵が溜まる心配から開放されます。

汎用の紙パックにゴムパッキンが装備されているのかどうか、それは知りませんが、本体の寿命をのばすためにも、ぜひ純正品を使うことをお勧めします。

最新の高級機と比較すると、静音性・重量・ヘッドの性能・伸縮パイプに施された工夫など劣るところはあると思います。
しか～し、7890円ですからね。

少なくとも、メーカーが想定していない広い場所で使わないかぎり、及第点を与えることができると感じてます。

動作音は同一価格帯の日立製より　少しだけ静かに感じました。

ホースを本体に引っ掛けて自立収納する時のポーズが「寝ている」。

ここは日立機のように「起立」状態で収まると、床専有面積が小さくなるので有利だと思います。