今回、ASUSさんから2ヶ月間本機種をレンタルし、使用に際して感得した内容をレビューします。
昨年C300をプレミアムレビューでレビューし、ChromeBookの使いやすさ、手軽さに感心していたのですが、キーボードなどにやや不満もありました。
それらと比較する形で本ChromeBookFlipC100PAをレビューしたいと思います。
設定はGoogleアカウントでログインしたらC300と同様の設定がすぐに設定されます。Chromebookはこういうところが便利でいいですね。
パッケージはC300と一緒でした。
まず相違点は
メモリ CPU 液晶 タッチパネル ヒンジ キーサイズ 外装
C300:4GB CeleronN2800 13型 なし 130度 13mm プラスチック
C100:2GB RockchipRK3288C 10型IPS あり 360度 10mm アルミ
となかなかに違いがあります。特にCPUがIntelからARM系に変わりました。
しかし、通常サイズのUSB2.0のポートが2つあったり、SD/MicroSDのポートがあったりで使いやすさを重視している部分は一緒であるなど、こだわりが見て取れます。
それでは、まずファーストインプレッションから
1,まず格好いい。
本体すべてがアルミで作られており、縁もカットが入ってアクセントになっています。
4万円とは思えない高級感があります。
画面の映り込みっぷりがすごかったので、さすがに消しました。それくらいピカピカのグレアパネルの液晶です。全面ガラスですが、ゴリラガラスなので安心感があります。
C300ではプラスチックなのに安っぽくないなという感じでしたが、C100では非常に高級感が出てきました。
しかも、非常に薄いです。厚さは1,5cmです。更に1Kg以下というのが嬉しい。すごくスマートな仕上がりになっています。
2,キーボードのたわみがなくなった。
C300では、キーボード中心部のたわみがやや気になりました。基盤とキーボードの隙間が原因だということでしたが、FlipC100ではアルミになったおかげか、全くたわみなくガシガシとキーが叩けます。
ストロークも深くなり非常に打鍵感が良くなりました。
しかし、一方で10インチになったおかげで、キーが一回り小さくなり、深く押し込まないといけなくなったので、人によっては窮屈に感じるかも知れません。
3,意外と使えるタッチパネル
C100PAから採用されたタッチパネル液晶、当初はいらないかなぁと思っていたのですが、これが意外と便利でした。
単にTwitterやブラウザゲームをするだけならタブレットスタイルは非常に楽ちんでベッドなどで寝転んで使うには非常に最適でした。ARMのプロセッサですが、艦これもストレスなく遊べます。
画面をスクロールする際に2本指でトラックパッドをなぞってもよいのですが、C300より小さくなっているので、大きく画面を移動する際にはタッチパネルが効果を発揮します。細かい作業はトラックパッド、大きな作業はタッチパネルといい感じに分業できていると思いました。
この機種は190度以上に開いた場合、キーボード、トラックパッドがロックされるので、キーボードなどを気にせずタブレットのように扱えます。この状態だとキーを押しても反応しません。
BTキーボードのAcerのAspireP3ではロック機構などがないので、この辺りもうれしいところ。
さて、学校で使ってみます。
大学での講義でノートテイクで使ってみました。1時間のタイプに耐えられるかに挑戦です。
科目は刑法、WordOnlineを使いました。
ほとんど初めてのキーボードでしたが、ミスタイプもほとんどありませんでした。
全部で4ページ。入力が遅延したり、私が疲労することもあまりなく、かなりいいなと感じました。
電源の入っていない状態だとかなり背景が反射しましたが、使ってみると疲労も少なく見やすい液晶だと感心しました。
学校で使う第二弾。
司法試験の論文式の答案検討会に持ち込みました。
論文式試験の答案の作成方法を検討する会です。
机の上では他の人の答案のコピーにまみれているている状況です。その場所では軽い、コンパクト、IPS液晶、静穏、キーの打ちやすさ。すべての点が求めていたものでした。
何より、13時から17時までバッテリの残量を気にすることなく、Officeを使ったり、PDFで問題や出題趣旨をタッチパネルですっと操作できるのが非常によかったです。
問題文などを読む際は、タブレットモードにして縦画面に、ノートテイクはノートPCとしてOfficeを編集する。Chromeのタブをタッチするだけですぐに画面が変わるというのは答案検討会では非常に便利に使うことができました。
なお、Chromebookのバッテリが大半残っているさなか、私の1年半使っているiPhone5sはバッテリがほぼ尽きかけていました。テザリングをする際にはChromebookよりもスマホの電池が先に尽きてしまうということに注意がいるかもしれません。
まぁ、USBポートがあるので充電しながら使えばいいのですが。
続く
テントスタイルについて
360度ヒンジが回転するタイプのノートPCの説明書にあるテントスタイル。多くの方はその存在に疑問も抱き、単なる数の水増しではないかと思っていることでしょう。
私も思っていました。
しかし、このスタイルは実は使い時がちゃんとあります。
「机が狭いけどPCの画面を見ながら作業しないといけないとき」
がその出番です。
例えば、スターバックスなどのコーヒー店の机や、ちょっと古いモデルの学習机で勉強する際などです。
コーヒー店などの机はコーヒーとサイドメニューを置くといっぱいになる程度の大きさしかありません。PCを見ながらコーヒーを飲むにはキーボードが邪魔です。
勉強机も、ノートと教科書程度しか想定していないので、ノートPCでも15インチのものを置くとだいたいそれでいっぱいです。
そのような場合において、テントスタイルでは、非常に狭いスペースでモニターを立てることができます。
スタンドスタイルに似ていますがスタンドスタイルでは、キーボード分後方にスペースが必要です。テントスタイルではこのスペースも不要なので非常に狭いところでもディスプレイを立てることができるのです。
さて、本当ならばスターバックスでどや顔でC100PAを使いたいところなのですが、私の地元にはほとんどスターバックスがなく、また、ショッピングセンターのテナントで入っているお店は混んでいるので写真を撮るなどの目的を達成することができません。
というわけで、学習机で使ってみました。
モニタを見ているならOfficeOnlineでいいだろうと思われる方も多いと思いますが、図を描いて、ノートをまとめたりする際はペンのほうがまだまだ便利な場合も多いのです。
ちょうど司法試験の採点実感も出たので、それを使った場合を考えてみました。
机の上でも11インチのPC単体では非常に余裕があるように感じられます。
なんだ、学習机って広いじゃないか。そう感じられます。
しかし、勉強に必要なものは、ノートPCだけではないのです。
教科書、参考書、ノートPC、ノートがそろうとかなり狭く感じます。しかも、まだ六法出してません。
キーボードの上にはうかつにものが置けないので、資料を閲覧する際には地味にデッドスペースになっています。
しかし、テントスタイルにしてみましょう。
キーボードのスペースがなくなるので、前画像では机からはみ出していた教科書も、こちらでは机に収まり少々余裕を感じます。
こちらでは、キーボードやトラックパッドは使えませんが、タブレット同様にタッチパネルで紙のように扱えます。タッチパネル搭載というのが、こういうシーンで生きてきます。
紙に印刷して書見台に置くのと大差なく扱えるので、印刷などの手間がなく非常に経済的効率的に情報が拾えます。
テントスタイルは実は地味に使えるスタイルなのです。
ちなみに、机は下に隙間があるのでスタンドスタイルでも同じように使うことができます。
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購入金額
0円
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購入日
2015年10月20日
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購入場所
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