アルファ宇宙域の辺境種族、ノーシカンの小型戦闘艦。

ノーシカンは狂暴にして残忍、盗賊や海賊を生業とする者が多すぎるため、アルファ宇宙域きっての鼻つまみ者として、他種族より数百年単位で嫌われている。

つーか、どうしてそんな種族が「惑星間航行を成すまでに文明を発展することが出来たのか」は非常に謎である。もしかすると、お人好しな他種族から奪ったのかもしれない。

ただ、ノーシカン自体はさほど力のある種族ではないため、彼らが所有する艦艇は基本的に長距離航行能力を持たない小型艦に限られる。

科学力もさほど進歩しておらず、所有する艦艇の戦闘力は限定的であり、襲い掛かる相手は常に軽武装の輸送船に限られる。

このノーシカンが所有する小型戦闘艦は２２世紀頃に使用されていたものだが、この当時「銀河系内でも、遅れた科学力しか持たない地球人」が建造した、NX級宇宙艦でも完全に圧倒出来る程度の戦闘力しか持っていない。

しかし、軽武装の輸送船にとっては十分過ぎるほどの脅威であり、地球に所属する輸送船も頻繁に襲われていた。

ノーシカンは惑星連邦成立以後も、辺境で密輸や盗賊に海賊と犯罪に纏わる事には「殆ど例外なく関わって」いた。

アルファ宇宙域最大の犯罪シンジゲートである、オリオン・シンジゲートにおいては、取り立て屋や暗殺部隊の尖兵となり、ノーシカンの悪名はますます（悪い方に）高まった。

ちなみに、若い頃にジャン・リュック・ピカードが喧嘩で心臓を失う（人工心臓移植で一命をとりとめた）羽目になったとき、その心臓を抉ったのもノーシカンである。

なお、ノーシカンの名称はある日本のコミックというかアニメが由来している。

NAUSICAAN

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NAUSICA

・・・・いや、これほんと。

まあ、確かに原作版の人はかなりの武闘派でしたけども、いくら何でも典型的悪役の種族の名前に使っちゃうのはどうなのよと。