ガンマ宇宙域の大半を支配下に置く、ドミニオンの主力戦闘艦。
全長70mに満たない小型艦で、搭乗員数は40名強。
主な任務は偵察と連絡であるが、この規模の艦としては「限定的だが強力」な戦闘力を備える。
言葉として少々おかしな表現になったが、なぜ限定的なのに強力なのかといえば、規模通りに「攻撃力はそれなり」なのだが、装備する兵器の一部が「アルファ宇宙域に存在する全ての宇宙艦」が防御出来ないためだ。
ドミニオン艦の主兵装は、スキャン用素粒子であるポーラロンを収束兵器としているため、フェーザーやディスラプターといった位相兵器相手なら絶大な防御性能を持つはずのフォース・シールドは全く効果が無く、威力が全く減衰されないまま貫通してしまうのである。
このため、一発あたりの破壊力がそれなりでも、減衰されないまま直撃を受けると、大型艦でも当たり所次第で危険だったのである。
このポーラロン兵器の存在と、小型艦故の高い機動性、そして「勝利の為には死をも辞さぬ」人工生命体の兵士ジェムハダーという組み合わせは本艦を単なる小型戦闘艦以上の脅威としており、船体規模で言えば10倍近いギャラクシー級の大型宇宙艦USSオデッセイを、「特攻攻撃」により爆沈させるなど、常識が通用しない戦術思想で連邦艦隊を恐怖のどん底に叩き落とした。
後に連邦やクリンゴンも、ポーラロン兵器に対抗するシールド(減衰させるだけで、完全防御は出来ない)や、ディファイアント級での運用結果が良好だったアブレーション装甲システムの採用などで対抗することになるが、同時期に同盟したカーデシアのディスラプター技術や、ブリーンのエネルギー吸収兵器など、数々の新装備を得て性能向上が続けられており、最後の最後まで「アルファ宇宙域の全種族にとって、厄介極まる敵」として君臨した。
なお、本級は他種族の作る艦艇と決定的に異なるのは、実のところ艦内設備である。
まず、一部の例外を除いて「全ての椅子、寝具がない」。
これは、ジェムハダーに「座る&寝る」という習慣が一切無い(座れない訳では無いし、眠れない訳ではないが、基本的に休息が必要ない)ためで、ブリッジの操舵席に至るまで椅子がない。
また、一部の航行センサーや火器管制システムを除いて、船外の状況を確認する手段がない。
指揮官となるファーストのジェムハダー、もしくはボルタや創設者といった支配層のみ、HMDによって把握出来るようになっている。
このHMDは装着する際にかなりの苦痛を伴うが、一部の種族は影響がない模様。
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購入金額
2,495円
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購入日
2015年10月13日
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購入場所
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