レビューメディア「ジグソー」

CoND!それは音ゲーと不思議のダンジョンを組み合わせた、全く新しい格闘もとい遊戯!

  • by
    L2さん
  • 2015/09/21
  • (更新: 2015/09/23)

世の中には、面白いゲームが沢山あります。

それらを全て見つける事が出来たなら、素晴らしいと思います。

が、そう簡単にはいかないですよね。

このゲームと出会ったのは、Steam。

といえれば、良かったのですが。

まあ、某笑顔な動画でのプレイ動画で見つけました。

 

全く新しいか?

というと、既に確立されているジャンル同士の組み合わせですので、要素としては、新しくはないのですが。

組んだ両者の良さを打ち消すことなく融合する事で、全く新しいと呼んでも差し支えの無いゲームとなっています。

更新: 2015/09/21
総評

アイデアの優秀さだけでは無く、練られたシステムと音楽である事が素晴らしい

初めてこのゲームのプレイ動画を見た時の衝撃は測り知れないですね。

「すげぇや」とか「この発想は多分無かった、有ったとしても、ここまで創るのは想定外」

という感じでした。

 

一言でいうと、ダンスダンスレボリューションと風来のシレンを合成したようなゲームです。

とはいえ、言うほど単純には混ざっていないですね。

 

移動、攻撃は方向キーを何もない方向に入力すると移動で、敵がいると攻撃という形。

アイテムの使用に特定のボタンの組み合わせがあるだけで、ほぼ、方向キーだけで操作できる(特にダンジョン中は完全に方向キーのみ)というのが、面白いですね。

そして、リズムゲームとしては、流れているBGMに合わせて、画面下真ん中の心臓アイコンに画面左右から流れてくるマーカーが重なる瞬間に、いずれかのキーを押す事で、その入力が成立。

というもの。

どちらの操作方法&ルールもシンプルなんですよね。

 

でも、リズムゲームであるので、入力リズムを飛ばすと、ミスになります。

直接のペナルティーは、リズムに乗っている時には加算されていたボーナスが無くなります。

リズムがずれる事によって、連続してミスする事になる場合もあります。

そして、リズムを示すマーカーは、常に動いているので、何も押さないで待機していてもボーナス無しとなります。

一番重要なポイントは、通常の不思議のダンジョンと違って、敵の行動が主人公の行動由来のターン制ではなく、リズムに依存するという事です。

これはどういう事か、というと。

 

通常の不思議のダンジョンの場合。

自分が行動しなければ、他のキャラは全く動かないので、操作しない事で長考出来るのです。

例えば、モンスターハウス(敵キャラが大量に配置された部屋、フロアなど)に急に出会っても、アイテムウィンドウ開いて持ち物を確認する所までは行動に入らないので、アイテム見ながら作戦考えられますね。

 

しかし!

このCrypt of the NecroDancer(CoND)は、画面下のマーカーが心臓アイコンに到達した時点で1ターン経過しますので、考えている余裕はありません!!

様子見をしようものなら、敵が容赦なく襲い掛かって来て、やられます。

 

ビックリする程単純な操作方法と、ルールなんですが、「簡単じゃーん♪」とならないゲームシステムが本当に秀逸です。

 

また、ステージごとに違うBGMのテンポが変わるとマーカーの間隔も変わりますので、

「うおっ! 入力間に合わない」とか、

「一拍遅れた(汗」というような事が起きてしまう訳です。

 

こうなると、方向キーオンリーで、アイテム使用には「上と左同時押し」のような組み合わせでの簡単入力♪の意味が変わってきます。

じっくり考えられる状況ならば、楽な入力方法だったはずのこれが、リズムに急き立てられると、

「押し間違えた~。アイテムは、別のキーで使いたい(涙」

となってしまう訳です。

 

更には、フロア滞在制限のシビアさ。

これ、流れているBGMが一周すると、下の階のモンスターハウス(規模は様々)に強制落下しちゃうんですよね。

曲の終わり近くにマーカーが赤くなってくると、無茶苦茶焦ります。

実は、自分の好きなBGMと挿し替えが出来まして、長さは調節出来るので、長くすることも短くすることも出来るのですが、リズムマーカーとマッチしないと、逆に苦戦しますので要注意です。

 

ただでさえ、下手の横好きでアクションゲームのクリア率の悪いL2さんは、悪戦苦闘、七転八倒の繰り返しです。

でも、何度も挑戦したくなるのですよねー。

この辺りは、しっかりと造りこまれているからこそである部分と、そして、リズムゲーとしての命であるBGMが素晴らしいから、だろうな。と思います。

いやあ、何せ、ゲーム無印版ではなく、サウンドトラックエディションを買っちゃうくらいですからねw

 

このゲームは、完成しきっている訳では無く、早期アクセス版となっています。

購入時は、3ステージまででしたが、今は、4ステージ目が出来ているようですね(そこまで到達できないので、更新後のサントラの追加曲で判断しました)

世間一般で言う未完成品なので、1480円(サントラエディション)は高いかな、と思われるかもしれないですねぇ。

でも、このゲームの要素が面白いなと感じたら、買う価値は有ると思います。

サントラには、初見でビックリして笑える、アレも収録されてますw

更新: 2015/09/23

サウンドトラックは、オマケとは思えないボリュームです。

サウンドトラックエディションで一緒にインストールされるのが、上記画像の三種類です。

一枚目?のDanny Baranowsy氏の物が作中での音楽ですね。

A-RIVAL、Family Jules7xが手掛けているのは、アレンジバージョンとなってます。

全部で84曲、MP3とFLAC形式でのデータがあります。

 

原曲は、リズムゲーなので、ベースであるとか、ドラム、パーカッションの主張が強めになっています。

メロディーラインも良くて、好きな曲なんかは、ちょっと「邪魔かな」と思ってしまうのですが、それはまあ、あくまで、ゲーム内での使用を前提としている造りだから仕方ないですねw

逆に、リズムが強くても、良い曲もあります。

 

「Konga Conga Kappa」というステージ1のボス曲は、ノリノリながらも、リズムに負けないメロディーが乗る所なんかが好きです。

何よりも、これ、ゴリラ系の魔物であるボスのgifアニメ的な動きに合っているのですよねぇ。

 

そうそう、総評で書き忘れていましたが。

このゲーム、敵キャラが全て、リズム=ターンなのでリズムに合わせて移動する訳なんですが、その時に、腰を振ったり、手足で拍子とったり、とBGMに乗っている感じでアニメします。

プレイ中はいっぱいいっぱいで見ていられないですが、自分のリプレイや、投稿されたプレイ動画をみると、細かい動きしていたりして、面白いです。

  • 購入金額

    1,480円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

    Steam

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