センチュリーの裸族シリーズ用、3.5インチベイ設置型ファン。
本来はNASや多連装HDDなんかのドライブ冷却用だが、KURO-DACHI CloneU3での長時間データ転送をしていたところ、割とあっさり50℃を超えた。
こりゃイカンということで、HDD発熱対策としてお買い上げしたのがこいつ。
この製品自体は既に終息品だが、他に類似品がないことや、まだセンチュリー・ダイレクトで箱潰れ品が安価に放出されていたので、試しに買ってみた。
結論から言うと、購入は正解。
思ったより良く冷えるというか、全く対策しない状態からすれば冷えて当たり前なのだが、未対策状態でのHDD(WD40PURX)温度が51℃(室内温度32℃)なのに対し、本製品をドライブ背面に装着した状態だと、同条件でも36℃で安定するようになった。
ただ、この製品一つ大きな、人によっては致命的な欠点がある。
それは、筐体からのノイズがファンの回転数に関係なく大きいこと。
回転数を絞っても「ミィィィィィィィィ・・・・」って音がかなり耳障りで、何が原因かと思ったら「ファンの風圧に筐体裏面の蓋が微妙に振動する音」だった。
ここの振動対策として、100円ショップなんかで売ってる防振ジェルを、ファンの中心部分と蓋の間に貼り付けてみたところ、このノイズ自体は半分程度に減った。
要するに、筐体の剛性が足りないせいで、各部がビビりまくっているということだ。
ファンノイズは、まあ・・・・回転数上げたらどんなのでも乗るから仕方ない。諦めるしか。
ただ、この製品のノイズはほぼ筐体の剛性不足と、ファンマウントの貧弱さに起因している。
元々の売価は1800円前後したことを考えると、今少し剛性の高い筐体にするとか、ファンの固定方法を強固にするとか、やれなくは無かったはず。
アウトレットで1000円ってことと、必要だったから買ったけど、正直言って価格に見合った品とは言い難い。
一般的なSATAHDDと同じ形状なので、HDDバックプレーンからも電源が取れる。
右にあるダイヤルでファンの速度が変更可。右一杯に回すと、電源OFFになる。
裏面の蓋は左にあるレバーを引くと外れるが、左右のツメは筐体を広げないと外せない。
手前に装着したHDDを冷却。ファンの風向は手前から背面の「吸出し」
結論を言うと、効果はそれなりにあるんだが、利用時の騒音が正直厳しい。お立ち台での一時利用ならともかく、常用はちと無理がある。
コンボタイプのお立ち台で、長時間転送するときなどのドライブ冷却「専用」アイテムと割り切れば、相応に使える品だろう。
出来れば、もうちょいマトモな剛性の製品を他社が作ってくれると良いんだけど、こういうアイテムって大して売れないもんなぁ・・・・
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購入金額
1,625円
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購入日
2015年08月09日
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購入場所
れいんさん
2015/08/11
Vossさん
2015/08/11
冗談抜きに、クーラーとかファンとかのノイズがあるほうが、良く眠れるみたいで・・・