以前kumagumiさんのX-T10のレビューを見て以来、割と本気でFUJIFILM Xマウント系の本体が欲しいと思うようになりました。とはいっても、私の場合メインカメラはあくまでEOSシリーズですので、サブ機に使える程度のものですが…。

本命は中古で比較的安く買えるもので、セットレンズとしてXF 18-55mm F2.8-4 R LM OISまたはXF 27mm F2.8が付いていることが理想。そうでなければボディー単体で格安なものという探し方です。

主な候補機はこうなります。

・X-A1/X-A2：シリーズ中唯一の他社製光学素子モデル。但し、このSONY製CMOSは意外と画質が良い

・X-M1：自社製X-Trans CMOS搭載機では最安値。もっとも、光学素子以外はX-A1と同等である割には高い

・X-E1：X-M1の上位。EVFが付く。設計が古いため装備水準はかなり劣る

・X-Pro1：かつての上位モデルだが、古さが目立つばかり。キットレンズにXF 35mm F1.4 Rが用意されているのは魅力的だが

・X-E2：やや古めだが、ファームウェアの更新などもあり現代的な水準。X-Trans CMOS II搭載。X-T10の登場で実売価格が下がり気味なのは好印象

・X-T10：シリーズ最強のコストパフォーマンス。但しまだ発売から間がなく、実売価格は少し高め。これが買えれば文句なしだが、予算が…

・X-T1：言うまでもなくこれが理想。予算の都合上最初から候補外

正気言ってしまうと、X-A1・X-A2は普通に使う分にはこれが一番無難かと思う完成度です。SONY製CMOSのコストパフォーマンスの良さから、シリーズ中で最も割安だと思いますからね。

ただ、今回はサブカメラとして使うのが大前提ですので、無難さよりは個性が欲しいのです。そうなると実売が大幅に下がっているX-M1は魅力が出てくるのですが、出来ればEVFかOVFは欲しいのです。

そこでEVF搭載で比較的安いのはX-E1です。これは上手くすればXF 18-55mmのレンズセットで5万円以下も視野に入ってきますからね。これは良い中古が出てくれば妥結してしまいそうな組み合わせです。ただ、素子が1世代古くなることと、Wi-Fiなど最近の標準装備がないことは大きな弱点です。

そうなるとX-E2が本命となるのですが、X-E1との価格差がどうしても気になります。逆に言えば安ければこれで良いということです。X-Pro1は本体は全く候補となり得ない出来ですが、仮にXF 35mm F1.4とのセットで安ければ一気に候補に躍り出てきます。

X-T10はX-E2とほぼ同価格帯であり、世代の新しさも含め魅力は大きく増すのですが、実売価格がそこまで安くはないため、恐らく候補に入ってきませんし、X-T1に至ってはどう考えても予算オーバーです。

ということを考えつつ、お買い得な中古をしばらく探して、納得出来るものがあれば買おうというスタンスです。ただ、決心が鈍らないよう、後に引けない状況を作るために買ってしまったのが、このXF 55-200mm F3.5-4.8 R LM OISです。

とりあえず、焦点距離の幅が近いSONY E 55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210と並べてみました。太さ、長さ、重量感はいずれもワンランク違っています。

中古ですが、レンズ面はかなり綺麗だったのでこれで良いでしょう。

当然現時点で私はXマウント対応の本体を持っていませんので、X-A1を借りて撮影してみました。

なかなか存在感が出てしまう組み合わせですね。