1718年（享保3年）創業の白竹堂（はくちくどう）による紳士用扇子です。

約22cmの普通サイズの扇子です。

某保険屋さんから頂いたもので、恐らくノベルティ的な扱いのものだと思いますので、それほど高価なものではないと思いますが、開いた時の香りが爽やかで涼しげだったので、気に入ってしまいました。

粗品的な箱ですが^_^;

中身は白竹堂の扇子でした。

絵柄は、白地の和紙に渡しのある川縁に舞っている蛍を描いたもので、昔ながらの日本の夏を表現した爽やかなものです。プレミアム感はありませんが、飽きのこ無い絵柄で、どこでも使えそうな感じです。

和風ですが、おっさんなので何にでも合わせますw

ほんのり透けて竹の骨が見えています。

裏面は真っ白です。

仕上げなど作りはやや雑ですが、100均ものとは違ったクオリティの高さを感じます。

薄い材料を使って綺麗に揃えられています。

こういうところが美しくできていて好きです。

そして、何より香り付けがたまりません。

開くとふわぁ〜っと香ってきて、それだけで癒されます。

以前購入した京扇堂の扇子も良い香りがして、使うたびに癒されましたが、この扇子も良い香りがします。ニオイを表現するのは難しいのですが、白檀のお線香や桐タンスの香りといったそんな懐かしい感じの香りで、ほんのり石鹸のような香りもします。

どちらかというと「ジジくさい」香りなので、若者向きではありませんが、きっと若者でも嫌いなニオイでは無いと思います。ただ、香りは好き嫌いがあるので、電車の中など閉鎖された場所で使う時は多少気をつけたほうが良いかも知れませんね。