Wifiでデジカメのデータを転送することが可能な、SDカード型Wifiモジュール。
このMobiは、元々スマホ専用の製品だったが、昨年あたりからPCとの接続もサポートするようになった。

このように、カード自体の見た目は完全にSDカードと一緒。

Wifiを切れば、普通のSDカードとしても利用出来る。

・・・で、簡単に使えるという触れ込みの製品だが、正直言う。

簡単に使えるかどうかは、完全に環境次第。使えない場合は、ガチで全く使えない。

具体的に言うと、簡単だったのは市販のUSB無線LANアダプタや、スマホを使った場合。

ガチに全く使えなかったのは、X99-Deluxeの内蔵無線LANアダプタ。

簡単に使えるパターンの場合、

・まずカメラに本製品を装着。

・次に、カメラにEye-fiモードが搭載（最近のカメラは殆ど対応してる）されている場合、その設定をONにする。

・次に、PCへEye-fi mobi Desktopをダウンロードし、インストールする。

・インストールしたアプリを起動すると、アクティベーション画面が出るので、製品に付属するアクティベーション・コードを入力する。

・アクティベーションに成功すると、自動的にEye-fiカードをPC側が認識し、自動接続する。

自動接続に成功すると、カードがアプリに登録される。

カメラ側のEye-fiモードONになっていれば、Wifiとの接続圏内に入れば自動的に接続され、写真は自動的にダウンロードされる。

完全自動なので、どれをDLとか選ぶことは出来ないが、自動接続チェックを入れておけば勝手に繋がって勝手にDLしてくれるので、判りやすいといえば判りやすい。

ちなみに、最新のmobiはWindows10でも正常に動くことを、アプリ共々確認出来た。

このように、繋がるパターンのときは苦労など一切ない。

実際に簡単である。

ただし、駄目なときは何やっても駄目。

接続確立もするのだけど、自動ダウンロードが始まらないというパターンの問題をX99-Deluxeで確認しているが、このパターンの場合は解消法が実質無い模様。

相性があるのは残念だが、殆どの場合「USBの安い無線アダプタ」を付ければ解消できる。
同様の問題にブチ当たった人は、潔く諦めた方がいい。

そういう訳で、簡単に動くパターンの場合は良く出来た製品。
そうでなかった場合は、素直にUSB無線アダプタを買いましょう。
時間を無駄にするより、980円出す方が賢いです。