今回、諸事情がありまして可変機の製作をすることになりました。
自己紹介にも書かせて頂いているのですが、自称可変機アレルギーです (;´Д`)
可変機を製作しようと考えると、変形前と変形後の双方のプロポーション修正や可動範囲調整。それに伴う強度低下の修正。更には、可変時にパーツが擦れ合う事による塗装剥げや墨入れミスによるパーツ劣化による破損… 色々と考え始めると、目眩、頭痛、吐き気、倦怠感を伴う未完成症候群へと発展し積みプラ(罪プラ)の山が出来上がります。こうして出来上がった山は廃棄する事もできず目に触れる度に罪悪感を感じる訳です。まさに罪プラですよ orz
こんな無限の連鎖が続くが故に、出来れば作りたくない。もし作っても無改造、無塗装、パチ組みで終わらせる覚悟が必要になってきます。
なんせ、何か余分な事をして手を加えないと気が済まない性分なのが、可変機アレルギーの根本になっているのかと思います (*_*;
ここまで分っていてなぜこのキットに手を付けたかと言うと、中学時代からの友人K氏に頼まれたのが切掛。K氏は可変機好きで過去に頼まれたキットが罪プラ化したこともありました (;・∀・)
そんなK氏から久々に製作依頼の電話が…
K氏 ガンプラ作って!
私 (・∀・)いいよ! でも可変機じゃないよね?
K氏 なんで?可変機はダメなのか?
私 可変機を作ることを考えると目眩がするので作り無くないよ (・∀・)
K氏 ハッハッハッ! 難しいキットじゃないから大丈夫だよ! 今度持って行くからな
まぁ可変機は無理なのは伝わったようだし過去には未完成で終わった事例も覚えている筈だから大丈夫だろうと思っていた。そして、後日K氏から渡されたキットがこのガンダムエピオン
私 これ可変機じゃん!! Σ(・∀・lll) ガビーン
K氏 作ってくれるって言うから持ってきた。あと頼むわ!
とまぁ、こんな一方的な流れで製作に入らさせて頂いております。(ノД`)シクシク
そんな訳で、クリアーパーツを除く全てのパーツは無塗装で成型色を活かしてあります。
製作手順としては、墨入れ → パチ組み → 光沢クリヤー → デカール貼り → つや消しクリヤー → パステルを使いテクスチャの追加 を行い完成させてあります。
製作にあたり、可能な限り手を抜いてありますのでご容赦頂けると嬉しいです m(_ _)m
人型のバランスは絶妙、可変後は少々バランスの悪いところも
まずは、完成品からです。
今回基本 パチ組みです なので、ゲート跡やパーツのヒケも結構分かってしまうのはご容赦下さい (ノ∀`)アチャー
可変機は嫌だけど、羽根つきはカッコええー ( ゚д゚ )
頭部のメインカメラ(目の部分)は、付属のシールを使用してあります。
パチ組みだけでも、かなり秀逸なデザイン。S字立ちも自然に決まります ( ´∀`)b
ちょっと箱絵に似せてポージングしてみました。
肩の可動範囲にやや不満がありますが、それ以外の箇所は充分に可動します。
概ね可動範囲には満足出来そうです。
可変後の形態です。前足の形状を見ているとビルバインを思い出します。
しかし、可変後のバランスは今ひとつです (; ・`д・´)
バランス修正をしたいのをグッとこらえました。
胴体部の組み立ては、少々分かり難いかもしれません
まずは、ゲートについた状態で墨入れをします。
色の濃いパーツは、タミヤのエナメル塗料 ブラック
色の薄いパーツは、タミヤのエナメル塗料 ブラック+ブラウン
それぞれ7倍程度に薄めて使います。
墨入れ後3時間程放置した後、下のアイテムを使用して拭き取りをしました。
本キットに使用されているABSパーツは溶剤に長時間触れることにより劣化します。
なので、ABSパーツは速やかに乾燥させて下さい。
エナメル塗料の溶剤は、揮発が遅めなので注意したいところです。
今回の拭き取りには、エナメル溶剤を使用せず揮発しやすいベンジンを使用し拭き取りました。
墨入れ後、適当にゲート処理をしてパチ組しました。ヤスリの跡も各所残ってます。
適当すぎでスンマセン (*´Д`)
パチ組み後、中性洗剤を少量入れたぬるま湯ですすぎ洗い。パーツは殆どばらさず、そのままザブザブ洗いました。
2日程放置して乾燥させたら、パーツは殆どばらさず、そのままクリアースプレー
当然関節部などの細かい部分にはミストが行き渡りません。
手を抜き過ぎで、申し訳ない (ノ∀`)
クリアースプレーをして表面を滑沢にすることにより、デカール作業のストレスを減らします。
と言うのも、ドライデカールと転写シールを大量に貼らなきゃならないんですよ。
左がドライデカール。右が転写シールになります。
その昔、カセットテープのエンベローブにタイトルを表記する際、ゴシゴシこすって転写させた あのシールと同等のものです。昭和の産物ですねぇ ( ´∀`)
プラ素材のままだと、付き難い事が有るため、あらかじめクリアースプレーを吹いた訳です。
それにより、ドライデカールを貼る場合もストレスを減らすことが出来ます。
もし指紋などの油脂が付いてしまった場合には、先ほどのフィニッシュマスターで乾拭きをすれば綺麗に拭き取れます。また、貼った後フィニッシュマスターで押さえることにより綺麗に貼ることも可能です。
それにしても、転写シールがここまで多いのは難有りですね (*_*;
今度は、パーツは程々にばらして、つや消しスプレーを噴いて質感を出します。
つや消しスプレーが完了したら、全てのパーツを組み立てます。転写シールが所々失敗してしまいました (;´д`)
最後は、パステルをヤスリで粉末にしたものを使いました。筆を使いドライブラシ風に なんとなくアクセントを付けてあります。色調の調整はフィニッシュマスターを使いパステルを拭き取りながら行いました。
武器のエフェクトパーツは、Mr.カラー GX1 [クールホワイト]を使いハイライト表現をしました。
隠蔽力の高いホワイトです。
出来上がりはこんな感じです。最後はクリアーオレンジで軽く墨入れをしてあります。
握り手は3パターンの表現が可能。親指の付け根だけ可動します。その他の4指を付け替えることで握り手を変えることが出来ます。
まぁ、なんとか完成をしました。過去の罪プラの免罪符代わりに、K氏に このガンプラを渡して完了したいと思います。
今回の内容は、超簡単に見栄え良く作る方法の紹介と言うことで まとめさせて頂きたいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました m(_ _)m
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購入金額
5,184円
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購入日
2015年頃
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購入場所
yookano794さん
2015/03/22
どこが、「可能な限り手抜き」なのでしょうか?!
逆に言うと、特に整形しなくても、それなりのバランスは保っているということですかね。可変機としては、結構、バランス良くできているというところでしょうか。
退会したユーザーさん
2015/03/22
わちしもyookano794君と一緒でつ(・。・ノシ
どこが手抜きなのかわかりませぬ(・。・?
とってもかっちょよく出来てると思いまつ(・・v
ThinkRock(T-beet)さん
2015/03/22
ほい! 質問ありがとうございます (^^)
今回、工作による改修は全くしていませんし、クリアーパーツ以外は塗装もしていません。そういった部分で、手抜きになりますw
それなのに、ここまでのプロポーションを得ることが出来ます。
そういった意味では、かなりバランスの良いガンプラだと思います。
手を加えたい場所は、羽の位置だったり、腕のバランス。可変後の腕のポジションと双頭竜の首のポジションや その可動範囲などと色々とあるのですが、今回はそのままでも充分に満足出来そうです。
本キットはデカール映えがする分、それに助けられた感じも大きかったですね (^^ゞ
ThinkRock(T-beet)さん
2015/03/22
ご意見 ありがとうございます!
手抜きと言うのも、完全に僕自身の主観による判断で申し訳です ;^_^A
マスターグレード 1/100スケール と言うと、高価なキットというイメージです。
なので、組んだ、貼った、だけの完成ではとても納得が行かず、気がつくと何らかの工作をして改修するのが習慣になっていました (^_^;)
その習慣から逸れた完成品になるので、色々と納得が行かない部分が残っています。
そんな訳で、僕自身の完成レベルでは手抜きになりまする (^^;;
まーくんZさん
2015/03/24
ガンダム5号機とか作ってないんですけど、ディティールとかも甘い気がしますし。
最近は本当に合わせ目消しも最低限でよくなってきた気がしますね。
ThinkRock(T-beet)さん
2015/03/24
コメントありがとうございます!
そうですよね! MGは手を入れる場所を残してある感じがしますね。その方が作りながら夢が膨らむので僕としては嬉しいですけどね(^^)
僕としては、ガンダム5号機はどうぞいじって下さい!って感じがたまらないです。
同意見なのですが、合わせ目もディテールの一部になるよう工夫されていたりしているので、気分よくカスタムが楽しめるのは嬉しいですよね