レーシングミクとはフィギュアメーカーグッドスマイルカンパニーを母体とするグッドスマイルレーシングがレースに参加する際に、その参加車両に書かれる初音ミクレーシングバージョン。年次でコスチュームを（イラストレーターも）替えており、2015年1月現在までだと、2009～2014年度の6種類のデザインがある。昨年2014年は衣装デザインが数年前TXN系で放送された「ヒーローマン」のキャラデザイン担当のコヤマシゲト氏で、キャラクターイラストは学生イラストレーターおぐち画伯という布陣。今までで一番髪の毛がフリーダムでｗボディラインを強調するワンピース水着風のコスチュームをまとう妖艶な感じの笑みを浮かべているミク。一番おとなっぽいかもしれん。

このミクのイラストは基本、片山右京がスポーティングディレクターを務めるSUPERGTのGT300クラスに参戦するGSR&Studie with TeamUKYO（2014年度はStudieが抜けたので単なるGSR & TeamUKYO）がエントリーするレーシングカーに描かれるが、一部SUPER GT以外でグッドスマイルレーシングが関わるレースの車両にも描かれる。いままでだとトヨタ86（同型車スバルBRZ含む）のワンメイクレース、GAZOO Racing86／BRZ RaceでGSR & TeamUKYOのドライバーでもある谷口信輝選手の車に描かれた。

さらにバイクにも描かれている。2013年にKOMATTI-MIRAI RACINGと組んでマン島TTに参戦、そしてその翌年の2014年もパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムというレースに参戦した。これらのオートバイレースには電動バイクの開発業務とレースマネジメントを行う株式会社MIRAIが作成した電動バイクが使われた。

2014 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムには“TT零13改”と呼ばれるTriumph Daytona 675Rをベースにした電動バイクで参戦。電動とはいえ100馬力を発生し、最高速度230km/hというソコソコの速さ（ちなみに現在市販車でもリッターオーバークラスでは200馬力、300km/hに届くバイクも出ているので最大の数値そのものはびっくりするほどのものではない。あくまでゼロエミッションカーとしての凄さ）。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムとはロッキー山脈の東端にある標高4301mのパイクスピークで行われる登頂ラリー。標高2862m地点のスタートラインから、全長19.99km、平均7%最大10%の勾配をもつ標高差1439mの急斜面をわずか10分前後で山頂まで駆け上がるという過酷なレース。

アメリカ大陸のレースとしては100年以上の歴史のあるインディ500に次いで古い（初開催が1916年で今年でちょうど100年目）レースで、人気も注目度も高い。そのレースへの参戦記念のクリアでないクリアファイル。表は宇宙からミクが降臨してくるような、動きのあるデザイン。腰にエアダクトのようなファンのような造作物をぶら下げた白いレオタードというか水着というかというような衣装で、肉感的。そして歴代レーシングミクの中では一番盛ってる（どことは言わないw。裏は白地にシンプルに「2014」という年号とチーム名、対象レースの「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」とさらに大きく「CHALLENGE」と書かれたもの。

裏はシンプル

レーシングミクの中では2014タイプが一番いいかな。

髪が風に煽られて舞っている、いうのは珍しいかな。