多分このケースを探している人の多くが気になりそうな事にまず答えます。

Q.電源の奥行きは何mmまで？

A.プラグインなら160mmくらいが推奨です。

私も組むまで怖かったので。

はい、では本題です。

～友人PCシリーズ　Celeron G1840編～

このレビューは友人に頼まれてPCを組むときに使ったパーツについて私がレビューしてます。

まぁ何台も組んでるし今後も組む可能性を考えてG1840編としました。

注文は

・PC臭いケースは嫌だ(所謂マイクロタワーはNG)
・大きいのはなぁ・・・
・折角だから変わった色が良い

そこに加えて
安くて良い物を、とかんがえるRAIJINTEK、その点では私の好みにドストライク

CPUクーラーのNEMESISを使った事は有りますが、マニュアルの薄さから初心者向けではないオーラが漂ってしまうのが残念なメーカー。

なんとも、我ら、自作PCが好きで仕方がない人が良い意味でも悪い意味でも趣味として始めたんじゃないの？という感じが漂っています。NEMESISではクーラー固定用の金具が使いづらかったりファンの完全な固定が実質不能だったり、と少々物足りないものの今後への期待は高まるこのメーカー、さぁRAIJINTEKの送るITXケースの実力や如何に！

・・・店頭でシルバーは見たけど、見た目は恐ろしくちゃち・・・大丈夫かな・・・　　(・・まぁどうせ自分のじゃないからいいや)

※一応友人に安っぽそうだよ、いいの？と確認はしましたがまぁOK！との事なのでご安心を

さて、今回の選定パーツです

[CPU]Celeron G1840

[M/B]H81I-Plus

[PSU]G500-MB

[SSD]

[CPUCooler]ETS-N30-HE

[RAM]手元のあまりの4GB

マザーは安く、手元で安定感一番高いASUSで

電源は手元のあまりだったもの

クーラーはこのケースの設計としてサイドフローが良さげ、そしてなおかつ安いからといった具合です。

では、本題に。

[外観]

高級感が漂う！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・事はないです。

でも、別にちゃちではないです。ああ、アルミなんだ、へぇ　っていうぐらいな。

アルミといえば(私はその頃は知りませんが)安くて粗悪なのが流行った時代が有りました。それを聞いているだけにすこし戦々恐々としていたらなんてことはない、すごくいい感じです。

重箱の隅を突くなら

気持ちUSB3.0の端子があってない感

極めてわずかながらバリが

ごくごくごく僅かにネジがまっすぐではない気がする

うん、1万円で余裕でお釣りが来る事、アルミの加工が難しい事は機会系の友人からさんざん聞いている事を思うと100点をあげても怒られないのではないでしょうか。
これで2,3万ならためらいますが、1-1.5万でもうなずける感じに思います。

そして、何より驚いた事がひとつ

すべてネジ止め

個人的に大好きなメーカーにSilverstoneがあります。フルタワーでこそは有りますがそこの6万円近くするSST-TJ11B-Wというケースに
>全アルミニウム製の美しいデザインのTJ11は、リベットを使っていないので全てが取り外し可能であり
という記述があります。
私の手持ちの尤も高級なケースというとLian LiのPC-A70Fも当然の如くリベットで何箇所も止めてます。

まさかの1万円以下ですべてネジ止め

これは感動でした。こいつら本気出したらどんなケース作れるんだろう・・・
このメーカーに対して私が抱いた、自作PCが好きな奴が作ったメーカー、っていうのは間違っていなかったでしょう。
私もネジ止めが好きで、いつかワンオフで総ネジ止めで20万くらいかけて板金屋に頼んでケースを作ってもらうのが夢だったのですが、早くも夢を叶えてくれそうなメーカーが現れました。

あ、勿論リアのスロットは折るタイプじゃないです。さすが。

そして、問題のヘアラインはこんな感じです。

まぁ・・・そんなもんでしょ、といった感じ。

写真では伝わりませんが、PC-A70Fのヘアラインの方が高級感は漂います。ここが惜しい。

付属品の袋はまぁ普通かなぁ・・・といった印象。

ファンは残念ながら非PWMです。

そして、こだわりを感じるポイントその2

USB3.0のピンヘッダに2.0のケーブルもついてます。廉価な割によく出来てる。
そして

ピンヘッダもフラットケーブルで、直前までしっかりくっつけてあります。
本当に、自作PCをやる人が設計した事が良くわかる素敵なケースです。

そして夢中になって組んでました。

電源を付け、マザーにはメモリと電源の配線、スイッチの配線をしクーラーも付け、後はケースにおさめて終わり、そのときです。

入らない

ええ、このケース、かなり良い言い方をしたらタイトにできてます。

なので安物のASUSのIOポートに付いている内向きの出っ張りに当たるのです。
どうしよう、困ったな、電源の付け直しか、だるいなぁ・・・・そう思っていました。そう、このケースはMETISなのです。

ネジ止めなのです(3回目)

あたるなら、その部品を取ればいいじゃない
という事でリアパネルとリアファンの部分を取り外し、無事ハマりました。(この辺写真を撮り忘れた・・・)

そうこうして、組みあがりました。

【総括】

オールネジ止め
アルミ
内部塗装
とよく出来たケースです。少々見た目がちゃちである事と、上部のパネルを外すとついでに外れてくる3.5インチベイはネジを2本増やして別にはずれてくれたら嬉しかった。
アクリルのパネルは有るものの、裏配線が出来ないのでもじゃもじゃして見ててもやもやするこのケース
向かって左側、マザーの裏にメッシュのパネルが付いてて一体何がしたいんだろう、と悩ませてもくれます。(メッシュパネルが良い人は左側にアクリルパネルを付けましょう、という事なのでしょうか)
冷却には確かに難は有ると思います。グラフィックスのテストをしてやりたかったのですが、手持ちのGTX770はギリギリ入らないのでやむなく諦めました。

Q.あなたが次に組むPCのケースにRAIJINTEKは候補に入りますか？

YES!!!!

と自信を持って答えられるほど私はこのケースは好きです。(見た目は安っちぃけど
ネジ止めが多い事もあってか、こう大きなプラモデルで遊んでる感覚で非常に楽しかったです。
また、GPUを使わない(まぁ挿しても1スロット程度かなぁ？)構成で組みたいんだけどこれどう？と友人に聞かれたら私はYES、と答えられる

熟練者も初心者も楽しめる良いケースです。

あとはツールレスを上手くこのメーカーが使えるようになったら・・・